山田オリーブ園 国内で初めてオリーブの有機栽培に成功しました。

オリーブ農家が実践するオリーブの病気対策・炭疽病・梢枯病・がんしゅ病・立枯病

オリーブも他の植物同様、様々な病気に罹ります。日本ならでは高温多雨の気象環境によってオリーブ農家は炭疽病などのオリーブ固有の病気に悩まされています。

 

小豆島でオリーブを有機栽培で育てている経験を元に、農薬を使わない場合と使う場合の炭疽病の防除方法を紹介します。

 

また近年、オリーブの生産地域の広がりや個人宅での観賞用栽培の増加に伴い、イタリアやスペインなど海外から苗木が輸入されることで、日本にはなかった新しい病気の発生が確認されています。がんしゅ病・立枯病など最新の病気も紹介します。

3)オリーブの梢枯病

4)オリーブがんしゅ病

5)オリーブ立枯病(仮称)

 

 

1)オリーブ農家にとっての炭疽病の被害

オリーブの炭疽病

 
炭疽病(炭そ病)は、オリーブの8割の品種で発生すると言われている病気で世界中のオリーブを栽培している国でその発生が報告されています。
 
日本のオリーブの最大の生産地である小豆島では、オリーブ栽培の最大の脅威であり、農薬を使用したとしても完全に防ぐことはできていません。
 
オリーブの実が炭疽病になると写真のようになります。
 
こういう実が混ざったままオイルを搾ると炭疽病特有のかび臭い匂いがしてしまいオイルとしては疵物ということになり、具体的にはエキストラバージンオイルと呼べる品質のものではなくなります。
 
また、この実を混ぜたまま収穫した実を置いておくと周辺の実も徐々に炭疽病になってしまうので、収穫した後に炭疽病の実を一刻も早く取り除く選果が必要になります。
 
品種によっては3割近い実が炭疽病に掛かることで収穫量が減り、かつ収穫時間と同じくらい選果の時間が掛かっています。オリーブ農家にとって最もコストが掛かる収穫の人件費が増大するという意味においても炭疽病はオリーブ農家の経営に大きな影響を与えていると言えます。
 
日本で発生している炭疽病は[Colletotrichum acutatum]という菌によって発生しているのですが、私は学者ではなく農家なので、「コレトト」という菌でオリーブが病気になっていて、コレトトは水が大好きで、実だけでなく花や葉、枝にも広がっていく、という程度の理解をしています。

 
 
2)オリーブの炭疽病の特徴と対策

炭疽病の菌の構造や詳細な生態は分かっていることより、分かっていないことの方が多い病気です。
 
ですが、長年この病気に苦しめられているので、この病気のクセはだいたい分かるようになりました。
 
また、オリーブの生産が盛んな香川県では、この病気に研究や防除が盛んに行われており、最新の情報を入手できるので、年々そのクセが起こる理論も徐々にですが解明されつつあります。
 
コレトトこと炭疽病の菌の特徴とその特徴を生かした実際に自分がやっている防除方法を書いてみます。
 
ちなみに、一般的なオリーブ農家の最大の防除方法は農薬の散布です。うちは有機栽培農家ということもあり、農薬散布をしたことがありませんが、その散布方法についても文末に書いておきます。

 
1.炭疽病になりにくい品種を植える

オリーブには、炭疽病になりやすい品種となりにくい品種があります。
 
炭疽病対策の第一位は、そもそも炭疽病になりにくい品種を育てることです。炭疽病にならない(なりにくい)オリーブは、2位以下の手間がそもそも必要ありません。
 
オリーブをこれから植えるのであれば、品種を選ぶときに、炭疽病に強い品種を選ぶという視点を持つことをおすすめします。
 
スペインのコルドバ大学、Antonio Trapero Casas教授が世界中の384品種のオリーブの炭疽病への耐性を調べた論文が発表されています。
 
オリーブの品種による炭疽病になりやすい品種、なりにくい品種を5つの段階に分類しています。
 
 
代表的な品種のみ抜粋します。

 
非常に影響を受けやすい品種(21.4%)→炭疽病にとても弱い

 
完熟オリーブ マンザニロ
マンザニロ(Manzanillo)写真
アザパ(Azapa)
オヒブランカ(Hojiblanca)
ピクード(Picudo)
モリスカ(Morisca)

 
影響を受けやすい品種(26.9%)→炭疽病に弱い

オリーブ ネバディロ・ブランコ

ネバディロ・ブランコ(Nevadillo Blanco)写真
シプレッシーノ(Cipressino)
アスコラーナ(Ascolana Tenera)
コルニカブラ(Cornicabra)
カロレア(Carolea)

 
中程度に影響を受けやすい品種(21.4%)→炭疽病に弱いと強いの間くらい

オリーブ ミッションの実
ミッション(Mission)写真
アルベキーナ(Arbequina)
ピッチョリーネ(Picholine)

 
耐性がある品種(19.8%)→炭疽病に強い

オリーブ レッチーノの実
レッチーノ(Leccino)写真
ピクアル(Picual)
モライオーロ(Moraiolo)
コラティーナ(Coratina)
セビラノ(Sevillano)
マウリーノ(Maurino)
ビアンコッリラ(Biancolilla)

 
強い体制がある品種(10.4%)→炭疽病に滅法強い

オリーブ フラントイオの実
フラントイオ(Frantoio)写真
ペンドリーノ(Pendolino)
エンペルトレ(Empeltre)
ボサーナ(Bosana)

 
 
2.実は熟す前に収穫する

オリーブの実 緑果

炭疽病は実が緑色から黄色、赤、黒と熟するに従って増えていく傾向があります。熟れていない緑色の実も炭疽病に罹ることはありますが割合は少ない。

 
例えば小豆島で栽培されているマンザニロはとても炭疽病になりやすい品種です。なので、熟れる前の緑色の実を摘んで塩漬けに加工することで炭疽病の被害を最小化することができています。

 
ミッションやネバディロ・ブランコなども青い実の状態で搾油することにより、ある程度の炭疽病の被害を抑えています。

 
 
3.収穫したら病気の実は取り除く

オリーブの選果作業

畑で実を選果してしている写真です。枠がある台にゆるく傾斜を付けて、実を転がしながら炭疽病の実を取り除いています。とても手間が掛かる作業ですが大切な作業です。

 
炭疽病が多い年になると、炭疽病の実を取り除くではなく、炭疽病に罹っていない実を数粒拾い上げるくらいの状態になることもあります。

 
小豆島の一般的な農家では、選果作業は倉庫などの室内に大きな机や作業台で数名から数十名でやります。作業台に実が傷つかないように布を掛けて転がしながらチェックします。

 
ポイントは明るい環境を作ることです。倉庫など暗いところで作業すると炭疽病の実を見逃す確率が高くなり、目も疲れます。

 
基本的には実は収穫したら、できる限り速やかに加工するというのが最も現実的な対応です。例えば、当園では搾油は原則6時間以内、遅くとも12時間以内に搾油してしまいます。

 
しかし、搾油を他社へ委託するなどの諸事情により、すぐに加工できない場合は保管方法に注意を払います。

 
炭疽病の実を取り除いたら、水気を拭いて、湿気が少ない風通しの良いコンテナなどに保管し、できるだけ気温が低いところで保管します。

 
炭疽病の菌、コレトトは水を媒介して伝染し、28℃前後で最も活性化するため、寒いところで乾燥させておくという方法が有効です。

 
5℃以下になると活動を停止するので凍らせて保管するという手もあるかと思いますが、凍った実がオリーブオイルの風味にどのように影響するのかは分かりません。

 
 
4.感染した実や枝を取り除く炭疽病になったオリーブの実

炭疽病が発病した実や新梢には、当たり前ですが炭疽病を引き起こす菌、コレトトが沢山います。雨が降りこの実や枝が濡れると茶色の汁が出てきます。この汁が降りかかった実や葉の気功から菌が侵入し感染が広がります。

 
なので理論的には、炭疽病に罹った実や葉をマメに落とせば、感染を抑えることができます。

 
しかし、木が大きいとランダムに発生する炭疽病の実を三脚を使って摘果するといったことは現実的にはできません。

 
他の作業をしているときに、ついでにやってしまうというのが現実的です。当園では、収穫のときに炭疽病の実をきれいな実と一緒に全て採ってしまい木に残しません。また、剪定のときに、枝葉に炭疽病の症状が現れて枯れている場合には、疑わしい部分も含めてバッサリ切り落とします。

 
炭疽病の菌は土中で繁殖するかどうかは分かっていません。なので、炭疽病に罹った実を地面に落としたままにせず、畑から持ち出したり焼却する農家もいますが、当園では土中には沢山の種類の菌類が住んでいることから、あまり気にせず地面に落としたままにしています。それで被害が広がっているようには思えません。

 
 
5.森の近くには植えないオリーブ畑

このオリーブ畑の真後ろは森に接しています。理由は分からないのですが、森に接している列のオリーブは高い確率で炭疽病になります。

 
また、山際の木はオリーブアナアキゾウムシの被害も多いので、育てるのに手間が掛かる割に収穫量も少な目です。

 
基本的には、森からは離して植えるか、もしどうしても植えたい場合は炭疽病に強い品種を植えることをおすすめします。

 
 
6.その他 農薬を散布する

当園は有機栽培でオリーブを管理しているため農薬は使用していません。

 
小豆島の慣行農法で使用されている炭疽病を抑制する農薬の使用方法を書きます。3種類の農薬を年間5回、樹木全体にまだらにならないように丁寧に散布します。

 

 
3月下旬 農薬:ICボルドー66D 希釈倍数:50倍 10a当たり散布液量:200~500L 水100L当たりの薬量:2kg

6月初旬 農薬:ペンコゼブ水和剤 希釈倍数:600倍 10a当たり散布液量:200~500L 水100L当たりの薬量:166g ※収穫前90日前までに年2回まで使用

6月下旬 農薬:ペンコゼブ水和剤 希釈倍数:600倍 10a当たり散布液量:200~500L 水100L当たりの薬量:166g ※収穫前90日前までに年2回まで使用

8月下旬 農薬:アミスター10フロアブル 希釈倍数:1,000倍 10a当たり散布液量:200~500L 水100L当たりの薬量:100mL ※収穫前30日前までに年2回まで使用

9月上旬 農薬:アミスター10フロアブル 希釈倍数:1,000倍 10a当たり散布液量:200~500L 水100L当たりの薬量:100mL ※収穫前30日前までに年2回まで使用 
 

 
 
炭疽病について参考になるサイト

小豆島のオリーブ農家が困ったら相談するところ:小豆オリーブ研究所

オーストラリアでオリーブの病害虫の研究をしているVera Sergeeva博士のサイト:OLIVERA

 

 

3)オリーブの梢枯病

梢枯病は、新芽や枝先の若い枝が枯れてしまう病気です。特徴としては、枝にふくらみができたり、その先がねじ曲がって成長できないまま枯れてしまい、新芽が伸びる春から初夏頃に多く見られます。

 

梢枯病は、炭疽病と同じ菌コレトト[Colletotrichum acutatum]によって発病するという説と、コレトトとは違う菌類によって発病するという二つの説があります。

 

炭疽病の菌は実以外に花や枝にも住みつき、場合によっては発病し枯らしてしまうことがあるので、梢枯病も炭疽病菌が柔らかい新芽で発症する病気という説は説得力があります。

 

炭疽病と梢枯病は基本的には同じような環境の同じような品種で発生することが多いので予防方法は基本的には炭疽病と同じです。

 

梢枯病が発生した時の対策はシンプルです。梢枯病が発症した枝を見つけたら可能な限りマメに発症部分を切り落とします。先端だけに発症している場合でも、念のためにその年の春先から伸びてきた緑色の新枝部分は元気な枝葉ごと切り落とします。

 
落とした枝葉は、炭疽病と同じく土中の沢山の菌類に任せることにして地面に落としたままにしています。

 

しかし、梢枯病で木が丸ごと枯れてしまったということは経験したことがないので、実際はあまり気にしていません。

 
 
 

4)オリーブがんしゅ病

2014年に静岡県内のの観賞用オリーブ老木で小枝や主幹にこぶ症状が発生し、国内では初めての病原菌[Pseudomonas savastanoi pv. savastanoi]によるオリーブがんしゅ病であることが判明しています。
 
オリーブがんしゅ病は海外では普通に見られるオリーブの病気で、オリーブの幹や枝の中に侵入した菌によって発症するので、今後も海外からの古木や苗木の輸入により病気の拡大が予想されます。
 
ここ数年、静岡県以外の地域でも発生の確認がされているようです。しかし、木自体が枯れるほどの被害が出ないため、これまでのところ、炭疽病のような大きな被害を出すには至っていません。
 
 
病 徴・被 害:通 常、小 枝 や 若 い 枝 に 直 径 5 ~25mm 程度のこぶを形成する。小枝などではこぶが枝を取り囲み、発病部位から先が枯死することがある。まれに葉や果実にこぶを形成することがある。本病による経済的被害については十分に研究されておらず、一般的に被害の程度は低いと考えられているが、海外では果実品質や収量に影響するとの報告がある。
 
発生生態・伝播方法:こぶ内や、葉、果実、樹皮などの植物体表面で生存していた病原細菌が、管理作業や葉痕、風雨によってできた傷口などから侵入し感染する。感染後は、細菌が産生する植物ホルモン(インドール酢酸及びサイトカイニン)によって感染後 1 週間~数カ月以内に植物体上にこぶを形成する。また、感染苗の移動により広域的に伝播される。
 
防除:現在、本病に適用のある登録農薬はないため以下の耕種的防除が基本となる。
(1)発病樹、発病部位は確認後速やかに除去し、土中深く埋める等して適切に処分する。
(2)雨の多い時期や雨天時の管理作業は感染を助長するため極力避ける。
(3)発病樹や感染が疑われる樹の管理作業後は、使用したはさみなどの器具を必ず消毒する。
 
 
 

5)オリーブ立枯病(仮称)

オリーブたちがれ病と読みます。
 
読んで字のごとく、オリーブの木が立ち枯れてしまう病気で、従来の梢枯病にように枝先の一部からゆっくり枯れ始めるのでなく、短期間で木の全部もしくは一部が枯れてしまうのが特徴です。急激に枯れるので、茶色く枯死した葉が枝にそのまま残ることが多いようです。
 
2017年に小豆島の畑で枝や幹の導管周辺部の変色及び葉枯れ葉枯れが生じ、細菌を分析したところ病原菌[Ralstonia solanacearum(phylotype1(アジア型))]による病気であると同定されたようです。
この病原菌によるオリーブの病害はブラジル・中国等で確認されているが、日本では初めてで、小豆島で確認されて以降、鹿児島県や宮崎県でも発生確認され始めています。
 
木全体が枯死してしまう被害が出ることからオリーブ農家としては、現在最も警戒している新病で今後の発生推移を見守りつつ対策が待たれます。
 
 
 
病原菌の特性:
  1. Ralstonia solanacearumは多くの野菜や花き類、その他多数の植物を侵す多犯性の病原細菌で、日本においてもトマト、ナス、ジャガイモなどのナス科植物、ダイコン、イチゴ等で発生を認めている。生育温度は10~41℃で、夏期高温になると発生しやすい。
  2. オリーブでの感染経路は現在のところ不明であるが、野菜類では土壌中に生息している病原細菌が根にできた傷から侵入して維管束部分で増殖し、水分や養分の移動を阻害して植物体を萎凋させる。また管理作業中にハサミなどに病原細菌が汁液とともに付着して健全株に二次伝染する。

 

防除上の注意等:

  1. 本病に対する登録農薬はないため、耕種的防除が基本となる。
  2. 発病した株や枝は除去し、残渣は圃場内に放置せず焼却するなど適切に処分する。
  3. 発病や感染が疑われる樹は、剪定等の作業は最後に行う。
  4. 病原細菌は傷口から感染するため、剪定をおこなった場合には切り口に必ず癒合促進剤を塗布する。
  5. 剪定バサミやノコギリ等からの感染を防止するため、使用した用具は70~80%のエタノールや次亜塩素酸液などで消毒を行う。
  6. 園地から出る際は服や帽子及び靴に付いた植物残さや土を払い落とし、靴及び手の消毒を行う。
 
 
 

 

文と写真 山田典章

オリーブ専業農家。香川県小豆島の山田オリーブ園園主。1967年佐賀県生まれ。岡山大学農学部を卒業後、会社員時代の約20年間に保育園事業などの6つの事業に携わる。2010年に小豆島に移住し、子どものときに好きだった虫捕りが毎日できる有機オリーブ農家になる。好きなものは虫と本と日本酒。オリーブ栽培としては初の有機JASに認定される。山田オリーブ園ではオリーブや柑橘類の栽培、加工、販売を行う。

 

 

 

 

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“オリーブ農家が実践するオリーブの病気対策・炭疽病・梢枯病・がんしゅ病・立枯病” への3件のフィードバック

  1. はじめまして。こんにちは。
    こちらのブログをよく拝見している者です。
    いつも、いろいろ参考にさせていただいております。

    実は我が家でも数種類育てており、
    その一種(ルッカ・地植え)が、急速に葉のみ茶色→茶黒白っぽくなり困っています。はじめは、各枝の中心部(新芽以外)のみ茶色くなり、枝にはまだしっかりとついている状況でして、徐々に新芽の方まで広がって、隣のオリーブ(別の種類)に広がりつつあります。

    既に1/4くらいの枝は何らかの病気に蝕まれていて、心配で購入元や、育てている方に聞いてみたのですが、原因か がわかりません。

    木の根元には、かなり前までセダムを植えており、『酸素がいかないので他へ移した方がいい』とアドバイス下さった方がいたので、移動しました。

    また根元土中を虫なのチェックもしましたが、おがくずの様なものもなく、掘り起こしてみましたが、何もいせんでした。

    初期の段階をブログにあげています
    https://ameblo.jp/hutsu-no-hiyoco/entry-12509666156.html

    もしよろしければアドバイスいただけないでしょうか?
    オリーブ立ち枯れ病でしょうか?
    何卒宜しくお願いいたします。

    • 写真だけでは何とも言えませんが、枯れ方を見る限り立ち枯れ病とかではないようにみえます。ミネラル不足にしては葉の枯れている部分がランダムですし。虫に食われているようにも見えない。
      とすると、やはり何らかの根のトラブルの可能性が高い気もします。根が傷んでいませんか?水が溜まっているとか、塩水被ったとか、除草剤が掛かったとか、堆肥にコガネムシが入ったとか?

  2. 山田さま
    コメント有難うございます!

    実は こちらの木だけ、(購入時に根を包んでいる)包の様なものを剥がしてしまいました。

    また、植樹している周りのスペースに除草剤を撒き、
    植えるスペースのみ石材プレートで囲み、
    植樹しています。
    (根っこが伸びて除草剤を撒いたスペースにまで伸びてたりするのでしょうか…そこもチェックしてみます。)

    ここのところ雨が毎日降っていて、
    土が常に湿っています。

    ご指摘いただいた点、少しづつ、
    みんな心当たりがあります。
    さすがプロ!

    有難うございます。
    少し根周りを注意しながら様子を見ていきます。

    本当に有難うございました!

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