有機農業一日体験会を実施しました
4月13日にオリーブの有機栽培体験会を実施しました。オリーブ栽培を既に始めていて有機栽培に移行したいという人や新規就農を考えている人たちが参加されました。
最初は、オリーブ畑で質問大会。ゾウムシの生態、草生栽培の下草の良い草悪い草、オリーブの品種の相性、オリーブオイルの試飲などなど参加者が今感じている疑問など、ざっくばらんに情報交換。小豆島と違ってオリーブの栽培方法を体系的に学ぶ場というのが他県ではないようで、色んな苦労をされているようです。
実践編。まずはオリーブアナアキゾウムシの成虫の探し方をレクチャーしたら各自ゾウムシを探します。まずはそっと近づいて樹上のゾウムシを落とさないように捕まえる。
一番多い根元のゾウムシに取り掛かる。木のスキマが怪しい。
実際の動画。
□
文と写真 山田典章
オリーブ専業農家。香川県小豆島の山田オリーブ園園主。1967年佐賀県生まれ。岡山大学農学部を卒業後、会社員時代の約20年間に保育園事業などの6つの事業に携わる。2010年に小豆島に移住し、子どものときに好きだった虫捕りが毎日できる有機オリーブ農家になる。好きなものは虫と本と日本酒。オリーブ栽培としては初の有機JASに認定される。山田オリーブ園ではオリーブや柑橘類の栽培、加工、販売を行う。
著書 これならできるオリーブ栽培 ~有機栽培・自家搾油・直売~
(出版社コメント)
オリーブをうまく育てるには? 経営として成り立たせるには? ~栽培から自家搾油、販売まで著者の経験を詳しく解説!~
手間いらずで儲かる新品目として注目されるオリーブ。しかし、「木が枯れてしまった」「何年たっても実がならない」「オイルの搾り方がよくわからない」といった声も。
本書では、脱サラで新規就農し、日本で初めてオリーブ栽培の有機JASを取得した著者が、確実に実をならせるための栽培のコツや病害虫対策、小規模な自家搾油所の作り方と搾油方法、ネット通販などのノウハウを丁寧に解説。
とくに、日本のオリーブ栽培で最大の難関となるオリーブアナアキゾウムシ対策は必見。昆虫少年だった著者が観察と実験を繰り返して、明らかにしたその生態をもとに、農薬を使わなくても、効率よく確実に被害を防ぐ方法を紹介。
まだ木が小さく実の収量が少ない時期の貴重な収入源になるオリーブ茶の作り方や、苛性ソーダを使わない安全な実のアク抜き法、ワイン漬けなどのおいしい実の加工品の作り方も多数紹介。
これからオリーブを栽培したい人、すでに栽培している人にも、ぜひおすすめの一冊。
有機オリーブ研究所 関連記事
【オリーブ栽培】
オリーブの実を収穫したい人のための苗木の選び方&品種の見分け方
オリーブの種を蒔いて世界でただ1つだけの品種のオリーブを育ててみよう!
オリーブ農家が実践するオリーブの病気対策・炭疽病・梢枯病・がんしゅ病・立枯病
小豆島の有機オリーブ農家がおススメするオリーブのコンパニオンプランツ
オリーブ農家が実践する風に弱いオリーブを支える支柱の立て方実践編
世界のオリーブ生産地の年間降雨日より「オリーブに冬の水やりは必要か?」
【オリーブの害虫研究】
2020年最新オリーブアナアキゾウムシの捕まえ方~フィッシング法~
1000分の1シルバーオリーブアナアキゾウムシを見落としてしまう脳問題
Q「オリーブアナアキゾウムシに開けられた穴が沢山」どうすれば?
【オリーブオイル】
【お茶・オリーブ加工品】
国内では唯一の有機オリーブ葉のみを使用した健康茶7つのこだわり
【その他】
コメントを残す