毎日スプーン1杯の飲むオリーブオイルなら国産有機オリーブオイル
私は小豆島でオリーブ農家をしています。
農業は体が資本なので何よりも健康に気を付けています。健康であるためには適度な運動と食べ物です。
私は、健康のため毎朝スプーン1杯のオリーブオイルを飲んでいます。
料理で使う日常使いのサラダ油などとは違って、健康であり続けるために摂取する少量の油だからこそ良質な本物のオイルをおすすめします。
健康のために飲むスプーン1杯のオイル、本当にそのオイルで大丈夫でしょうか?
4.良質な国産のエキストラバージンオリーブオイルをおすすめする理由
1.健康のためのオイルの種類
油は、バターなどの飽和脂肪酸とオリーブオイルなどの不飽和脂肪酸があります。
健康のために積極的に摂取しておきたいのは後者の不飽和脂肪酸です。
不飽和脂肪酸には3つあります。
1)オメガ3系
青魚に多く含まれているDHAやEPA、エゴマオイルなどにα-リノレン酸が含まれます。悪玉コレステロールや血中脂肪を低下させる働きをします。
2)オメガ6系
大豆などを原料にしたお馴染みのサラダ油や、ごま油から摂れるリノール酸です。日本人はオメガ6のオイルは通常大量に摂取しているので、あえてスプーンで摂取する必要はありません。
3)オメガ9系
主にオリーブオイルに含まれるオレイン酸があります。オレイン酸は善玉コレステロールの数値を下げることなく、悪玉コレステロールを下げる働きがあります。
つまり、スプーンでそのまま摂取するオイルということでしたら、α-リノレン酸を摂るためのオメガ3系エゴマオイルなどと、オレイン酸を摂るためのオリーブオイルが良いということになります。
2.オメガ9系のオイル
主なオイルとしてオリーブオイル、アボカドオイル、アルガンオイルなどがあります。
入手できるどのオイルでも構わないと思いますが、もしオリーブオイルを選ばれるときには注意が必要です。
3.エキストラバージンオリーブオイルを選ぶこと
オリーブオイルには3つの種類があります。
日本で販売されている食用オリーブオイルは、エキストラバージンオリーブオイル、精製オリーブオイル、その2つをブレンドしたピュアオリーブオイルの3種類です。
そのうちエキストラバージンオリーブオイルは、化学的な精製や高温処理をいっさい行わずに生の果実を物理的に搾っただけのオイルのうち、酸度等が低く抑えられたオリーブオイルの中でも最高級品と言われるものです。オリーブ本来の香りと味わいが特徴で、オレイン酸やポリフェノール、ビタミンEなどが豊富に含まれた健康にも良いオリーブオイルです。
精製オリーブオイルは生の果実を搾った後に化学的な精製(脱酸、脱臭など)を行ったオリーブオイルです。一般には食用に適さない低品質のオリーブオイルを精製することで酸度を下げ食用に適するように加工したもの。ポリフェノールやビタミン類など身体に良い成分は精製の段階でほとんど除かれ無味無臭のオイルです。
ピュアオリーブオイルはこの精製オリーブオイルにエキストラバージンオリーブオイルをブレンドしたもの。どの位ブレンドするかは各社様々でブレンド率を聞いても社外秘として答えてくれないことが多くあります。大抵は10%以下のブレンド率で香り付け程度のことが多いようです。
エキストラバージンオリーブオイルを購入したいなら必ずラベルに「エキストラバージンオリーブオイル」とはっきり書かれていることを確認しましょう。
ただし、エキストラバージンオリーブオイルと書かれていても日本では法規制がありませんので、残念ながらIOC基準(EU諸国を中心とした国際オリーブ協会規格)を満たしていないオイルもありますが、エキストラバージンオリーブオイルと書かれていないオイルは、間違いなくその基準を満たしていないグレードが低いオイルです。
オリーブオイルを選ぶ際、表ラベルなどには「ピュア」「フレッシュ」「純粋」「摘みたて」「早摘み」「グリーンオリーブ」「完熟オリーブ」「フルーティ」「マイルド」「スパイシー」などたくさんの表現がされています。特に「ピュア」「フレッシュ」「純粋」「摘みたて」・・・などの表現からはエキストラバージンオリーブオイルをイメージしがちですが、実際は精製オリーブオイル(又はピュアオリーブオイル)であることもありますのでご注意ください。
以下にオリーブオイルそれぞれの違いをまとめています。
エキストラバージンオリーブオイル
- 化学反応や加熱処理を行わず果実を物理的に搾っただけのオリーブオイル
- 酸度等が低く香り味わいともに最高品質のオリーブオイル(IOC格付け基準に基づく理化学検査と官能検査両方に合格したもの)
- ポリフェノールやビタミンEなど身体に良い成分が豊富
- 表ラベルなどに「エキストラバージンオリーブオイル」「EXTRA BARJIN OLIVE OIL」などと記載されている
精製オリーブオイル
- 果実を搾った後、化学反応や加熱処理を行って食用に適するよう精製加工されたもの
- 無味無臭
- ポリフェノールやビタミンEなど身体に良い成分はほとんど残っていない
- 表ラベルなどに「オリーブオイル」「純粋オリーブオイル」などと記載されている
ピュアオリーブオイル
- 精製オリーブオイルにエキストラバージンオリーブオイルをブレンドしたもの
- 少しオリーブオイルの香りや味わいがある
- ポリフェノールやビタミンEなどの成分が少しだけある
- 表ラベルなどに「オリーブオイル」「ピュアオリーブオイル」などと記載されている
4.良質な国産のエキストラバージンオリーブオイルをおすすめるする理由
一般的に流通している海外のエキストラバージンオリーブオイルのうち風味に欠陥がない本物のエキストラバージンオリーブオイルは、わずか2割程度と言われています。信頼できる生産者及び輸入業者を選ぶことが大事になりますが、消費者がそれを見極めるのは難しいと言えます。
国産のオリーブオイルは、海外のオイルはより値段は少々高くなりますが、健康のために少量を摂取するのでしたら日本で栽培され生産者の顔が見える安心・安全な国産エキストラバージンオリーブオイルをおすすめします。
炒め物や天ぷらなど普段使いのオリーブオイルは海外の安価なオイルを使い、そのまま飲むなら化学的な精製や高温処理をいっさい行わずに生の果実を物理的に搾っただけのオレイン酸やポリフェノール、ビタミンEなどが豊富に含まれた国産エキストラバージンオリーブオイルをお選びください。
5.国産エキストラバージンオリーブオイルを買う方法
国内で消費されるオリーブオイルのうち国産オリーブオイルは、とても希少です。また国内で生産されるオリーブオイルのうち香川県産(小豆島産を含む)のオリーブオイルが全体の9割以上を占めています。
香川県産、小豆島産のオリーブオイルはどこで買うことができるのでしょうか。
大きく分けて3つあります。
- 高級食材を扱うスーパーマーケット
- 小豆島や香川県のお土産物屋
- ネット通販
1つめは、高級な食材を扱っている特別なスーパーマーケットや百貨店です。具体的な名称は控えますが都会にはあります。しかし都会以外にはあまりありません。
また、販売している銘柄は小豆島にある大手オリーブオイル企業、1~2社程度に限定されます。
2つめは小豆島や香川県のお土産物屋に置いてあります。旅行などでお越しの際に購入することができます。しかし、小豆島で買っても全てのオイルが国産ではありません。
正確には、小豆島や香川県で販売されているオリーブオイルの多くがスペインやイタリア産の海外のオイルです。
ぱっと見ただけでは、国産か海外のオイルか判別が付きにくい陳列やラベルになっていることが、残念ながら多いのが現状です。
国産のオリーブオイルとそうでないオイルの見分け方を書いておきます。
- 裏ラベル(一括表示)の「原材料名」を確認して「国産」「香川県産」「小豆島産」などの原産地表示がされているものを買います。
- 「国産」「香川県産」「小豆島産」などの表示がない場合は、基本的に国産オイルではありません。国産は希少なので製造者は必ずその旨を記載します。
- 製造者の名称や住所が国内のものでも国産とは限りません。海外のオイルを輸入してブレンドして販売しているケースがあるため国産かどうかの目安にはなりません。
- 裏ラベル以外の表のラベルやパッケージ、イラストやロゴのデザインは関係ありません。必ず裏ラベルを確認してください。
- 基本的には国産オリーブオイルは高額です。200mlボトルで3,000円以下の国産というのは考えにくいです。
- それでも分かりにくい場合は店員さんに「小豆島産のオイルはどれですか?」と聞いてください。
※2017年から加工食品の原材料に原産国表示をするよう消費者庁から通知がされているため、優良な企業は原材料名に原産国を記載するようになっています。ただし、2022年までは経過措置期間中のため一部では現在国表示をしていない場合があります。
3つめはネット通販です。
ネット通販で国内の小さい個人農家も含めて、ほとんどの国産オリーブオイルを購入することができます。
「国産 オリーブオイル」で検索してみてください。沢山出てくるので「小豆島産」とか「熊本県産」などの地域名称をつけたり、「有機」などの栽培形態で絞り込んでみてもいいと思います。またランキング形式で商品を紹介しているページがありますが、販売する企業もしくは企業群が制作していることが多いので、そこに入っていない商品も見てもらうと掘り出し物があるかもしれません。
ネットで国産のオリーブオイルとそうでないオイルの見分け方を書いておきます。ネットでは表示法の規制がほとんどないため、原産地が分かりにくい商品が出回ることがあります。裏ラベルが確認できないので慎重に選ぶ必要があります。
- はっきりと原材料名に「国産」もしく「香川県産」「小豆島産」「静岡県産」など表示されているものを買ってください。
- 例えば社名や商品名に地域名を使っている会社が海外のオイルを販売するケースがあります。社名や商品名に地域名が使われていても国産でないオイルに注意してください。
- 製造者の名称や住所が国内のものでも国産とは限りません。海外のオイルを輸入してブレンドして販売しているケースがあるため国産かどうかの目安にはなりません。
- 基本的には国産オリーブオイルは高額です。200mlボトルで3,000円以下の国産というのは考えにくいです
- その年の生産量にもよりますが、概ね国産オリーブオイルは秋に収穫し冬に販売し夏前には完売することが多いです。
分かりにくくて迷う場合には、全てのネットショップで問い合わせを受け付けているので、その商品の原産国、産地を問い合わてみてください。
6.国産エキストラバージンオリーブオイルの選び方
本物の国産のエキストラバージンオリーブオイルが買えるとして、最後にオイルの選び方のポイントを紹介します。
基本的には商品説明に書いてある情報を参考にしながらも、最後は自分の好みをオイルの風味を試してみるしかありません。
オリーブオイルの風味は以下の条件で大きく変わります。
- 品種
- 環境(気候、土質)
- 栽培方法(日当たり、潅水、施肥、農薬)
- 収穫方法(手摘み、機械)
- 収穫時期(実の熟度)
- 搾油方法(収穫から搾油までの時間、果実の保管方法、温度、破砕サイズ、ペースト時間)
- 濾過方法
- 容器(遮光)
- 保管方法(保管容器、温度)
- 搾油されてからの時間
このうち品種、実の熟度、収穫から搾油までの時間、搾油の温度とペースト時間、容器そして保管方法について、もう少し詳しく説明していきます。
1.品種の選び方
世界のオリーブには数千種類以上の品種があると言われています。良質なエキストラバージンオリーブオイルは、それぞれの品種によって全く違った風味になります。
単品種のみで搾ったオイルもあれば、数種類の品種をブレンドしたオイルもあります。
ただし、国産のオイルということになれば品種は非常に限られます。国の9割以上を生産している小豆島で主に栽培されているミッションとルッカという品種のオイルが代表的です。
ミッション種は小豆島を代表する品種で最も多く栽培されています。爽やかな草のような香りとピリッとした辛味が特徴のバランスが良い基本のオイルです。最初に国産オイルを試すなら、このミッションから試飲することをおすすめします。
ルッカ種はフルーティな香りが特徴で辛味は弱く飲みやすいのが特徴です。オリーブオイル特有の辛味が苦手なひとは、ルッカがおすすめです。
2品種以外にも、近年オリーブオイルとしても搾油されるようなってきた小豆島で栽培されているネバディロ・ブランコ、マンザニロ。アルベキーナ、フラントイオやレッチーノなど、最近はイタリアやスペインで栽培されている品種の栽培も始まっており、海外のオイルと比べながら新しい品種を探すことも楽しめるようになってきました。
2.実の熟度
オリーブの実は秋が深まるにつれて徐々に色づいてきます。
基本的には緑色の果実は香りや辛味が強くなる傾向にあり、赤から黒く色づいた熟した果実は香りは少なく辛味が減る傾向にあります。
オリーブ農家によって、どの熟度の実を使ってどのような香りのオイルを作るかが大切になります。例えば最も多く栽培されている上記写真のミッションだと、10月中に青い実を中心に搾るとミッション特有の香りがはっきりと感じられるオイルになるかわりに、搾油率は7%前後と沢山のオイルは搾れません。11月下旬頃に黒く熟したミッションを搾るとポリフェノールが少なく、柔らかい風味になり、搾油率も10%を超えてきます。
農家にとって搾油率と香り(風味の特徴)は、概ね反比例するため、香りが強いグリーンオリーブを使った高い価格のオイルを作るか、香りは弱めでも熟した安めのオイルを沢山作るかというのが、非常に悩ましいところです。
同じ品種のオイルでも熟度(=収穫時期)によって全く違う風味のオイルになります。
日本人には辛味苦みの強いオリーブオイルは苦手という方が海外に比べ多いですが、最近では健康志向からポリフェノールの多い早摘みグリーンオリーブのオイルも好まれるようになってきています。
ただし、オイルの色だけから「早摘みグリーンオリーブ」と判断するのは危険です。オイルの色が緑だから早摘みとは限りません。オイルの色は品種によって異なります。
例えばルッカは青い実を早い時期に収穫してもオイルは黄色ですがフルーティーな香りがしっかりします。
緑色のオイルでも高温で長い時間を掛けて搾油すると緑色の色素を多く抽出することができます。問題のある事業者は手っ取り早く着色料を混ぜるとか、オリーブの葉の色素を混ぜることで着色するようなことも可能です。そのような事業者は、小豆島にいないと信じていますが、やろうと思えば可能です。
緑色に、だまされず必ず風味を確認することが大切になってきます。ちなみに、店頭でオイルを買うときは遮光瓶に入っているので色を確かめることはできません。また、ネットで販売するときは写真の色合いは、どのようにでも加工することができるので、あまり参考になりません。
3.収穫から搾油までの時間
オリーブの実は摘んだ瞬間から木からの栄養分が止まり酸化が始まります。酸化した実のオイルは特有の臭いがする欠陥オイルになります。
小豆島の栽培指針では基本的に摘んでから48時間以内に搾油するよう指導されています。
収穫してから搾油までの時間は短ければ短いほどよく、それぞれの農家で短時間化するための体制や工夫がされており、搾油までの時間を表示しているところもあります。
時間を短くするために最も有効な方法は、自家搾油所を所有し自分で搾ることです。
自家搾油所を持っているかどうかは、その農家のオイルの品質を測る一つの目安になります。
4.搾油の温度とペースト時間
オリーブの果実は破砕した後、ペースト状になり練り込みという工程を行います。この練り込みの温度と時間によって風味は著しく変わります。
基本的には高温で長時間練り込むと搾油率が上がりますが、風味は落ちます。低温で短時間しか練り込まないと風味を高く保つことができますが搾油率は下がります。
この温度と時間は、品種や実の状態、熟度などによって毎回変わります。それぞれの農家でどの程度の風味のオイルをどれくらい搾油したいのかという目標があり、それを実現させる技術が必要になります。
コールドプレス法(低温圧搾法)による搾油をしていると書いてある農家は、この乗り込み温度を30℃以下で搾油していることを意味します。
一般的には30℃以下でコールドプレスの基準を満たすことはできますが、それより低い温度に維持することでオリーブの香りをオイルから逃がさないようすることができます。
5.容器
オリーブオイルは様々な容器に入っています。ガラスやアルミ缶、ペットボトルなどなど。
容器はデザインより紫外線を通さないこと、そして空気を通さない仕様になっていることが大切です。
一般的な容器は黒い遮光ガラス瓶がベストです。もしくはステンレス製のものや透明のガラス瓶を遮光素材で覆っている瓶もオイルを紫外線と酸素から守ってくれます。
ペットボトルやプラスチック製のボトルは酸化を早めるのでNGです。そのような容器に入っているオイルは、そもそも質を維持することより、安価にオイルを提供することを優先しています。
高品質なエキストラバージンオリーブオイルはペットボトルで売られることはありません。
7.おすすめする国産有機エキストラバージンオリーブオイル
これまで書いてきた全ての条件を満たし、かつ更に有機栽培という厳しい安全基準をクリアした国産の有機無農薬のエキストラバージンオリーブオイルを私たちは作っています。
健康のために飲むスプーン1杯のオイルにこだわるのなら、日本の自然環境で育った日本人に合った最高級の国産有機オリーブオイルを一度お試しください。
一度お試しいただいた方には、これまで飲んできたオリーブオイルとは全く違う鮮烈な果実のような風味をご評価いただいています。
山田オリーブ園がおすすめするスプーン1杯飲むオリーブオイルは4つあります。
オリーブオイル特有の爽やかな辛味が好みの方はエキストラバージンオリーブオイル[ミッション種]、辛味がなくフルーティーな香りがお好みの方はエキストラバージンオリーブオイル[ルッカ種]がおすすめです。
また、ルッカ種のエキストラバージンオリーブオイルを有機ベルガモット果実と一緒に搾ったベルガモットオリーブオイルは同じオレイン酸やポリフェノール、ビタミンE類の成分は同じですが、アールグレイの華やかな香りが楽しめます。毎日、飲むオイルですから香りに変化を付けてお楽しみいただけます。
同じくルッカ種のエキストラバージンオリーブオイルと有機レモン果実を一緒に搾ったレモンオリーブオイルも成分は同じでレモン特有の爽やかな香りが楽しめます。
4つのオリーブオイルの原料は100%全て国産の有機農産物です。日本人の身体、味覚に合った国産の有機オリーブオイルを徹底的にこだわって作りました。ぜひご賞味ください。
小豆島産有機エキストラバージンオリーブオイル[ミッション種]
120mlボトル 4,500円(税抜)
爽やかな香りとピリッとした辛みが料理を引き立ててくれる当園のイチ押しオイルです。
エメラルドグリーンの早摘みのオイルは、辛味、苦味、渋味、甘味のバランスが良く爽やかでキリっとした味わいが特徴です。最後に喉の奥にピリッと辛味を感じる個性的なオイルです。
この秋に収穫した搾りたての非常に希少な国産の有機オリーブオイルです。小豆島の自然そのままの風味が凝縮された一滴をお楽しみください。当園で有機無農薬栽培されたオリーブ果実を手摘みし、収穫から24時間以内に自家搾油所で搾りました。香りを高めるため緑色の実をメインに早摘みした風味豊かなオイルです。
ふかふかの下草が茂り沢山の生き物たちの中で育ったタフで力強いミッションならではの風味をお楽しみください。ミッション種の畑は、下草を生やすことで畑の中に豊かな食物連鎖が生まれました。樹1本1本が自然環境に近い状態で生き抜くことで生命力溢れるオイルができました。
爽やかな香りとピリッと辛味が効いたミッション種のオイルは、パンに付けたりサラダやカルパッチョなど、どんな料理にも合う万能オイルです。
小豆島産有機エキストラバージンオリーブオイル[ルッカ種]
120mlボトル 4,500円(税抜)
フルーツジュースのようなさっぱりとしたオイルで、オリーブオイル特有の辛味や渋みが苦手な方におすすめします。
黄金色のさらっとした優しい味わいが特徴です。炊き立てのご飯に合い、毎朝スプーン一杯オイルをそのまま飲むのに最適です。
この秋に収穫した搾りたての非常に希少な国産の有機オリーブオイルです。小豆島の自然そのままの風味が凝縮された一滴をお楽しみください。当園で有機無農薬栽培されたオリーブ果実を手摘みし、収穫から24時間以内に自家搾油所で搾りました。緑色の実をメインに早摘みした風味豊かなオイルです。
ルッカ種ならではのフルーティーな香りを楽しんでいただけるように、1年を通して水を遣らず育て緑色の実を早摘みしたオイルです。ルッカの畑は、寒霞渓の麓に広がる畑で寒暖の差が大きいのが特徴です。実の香りを高めるために盛り土を高めにし常に乾いた環境で栽培しています。
フルーティーで甘いルッカ種は、そのままでも飲みやすく、パンに付けたり、シラス丼などのお米にもよく合うオイルです。
小豆島産有機ベルガモットオリーブオイル
120mlボトル 4,500円(税抜)
華やかなベルガモットの香りがするオイルです。
当園のオリーブ畑で育てた有機ベルガモット果実をオリーブの実と一緒に搾油しました。紅茶のアールグレイより生き生きとした爽やかな柑橘類の香りが口の中で広がります。柑橘類の果皮特有の渋みが少しあります。
ベルガモットはオレンジやレモンと同じミカン科の柑橘類ですが、他の柑橘類と異なり、ベルガモットの果実は苦みが強いため食用には向かず、古くから香料や薬用として使われてきました。柑橘系のフレッシュさにやや甘みをプラスした上品な香りが特徴でアールグレイの紅茶の香りづけや香水の原料として幅広く使われています。
このベルガモットの有機栽培に小豆島の山田オリーブ園が初めて成功しました。オリーブと一緒にベルガモットがゆっくりと育ち、ほのかな香りをあたりに漂わせています。
2016年に国内で初めて有機栽培に成功した同じ畑で育てられたオリーブとベルガモット。搾油のためにペーストされたオリーブの実の中に丸ごとベルガモットの果実を入れて搾油すると奇跡的に美味しいフレーバーオイルが誕生しました。
オリーブの風味を生かしつつ、ベルガモットが香るフレーバーオイルの自信作を今年もお届けします。ルッカ種のフルーティーな香りに高貴なベルガモットの香りがする優しいオイルです。例えば甘いものにも合います。
瀬戸内産有機レモンオリーブオイル
120mlボトル 4,500円(税抜)
フレーバーオイルの定番を瀬戸内産の有機農産物のみで作りました。レモン好きにはまずこのオイル。レモンの皮まで丸ごと一緒に搾っていますのでレモン特有の苦みが少しあります。
愛媛県で山崎さん(大三島リモーネ)が有機栽培をされている有機レモンと当園のオリーブを一緒に搾りました。山崎さん夫婦が東京から大三島に移住して農家になった頃、私たちも小豆島でオリーブの苗木を植え始めました。同じ志を持って瀬戸内海の島で新たな暮らしを始めた私たちが育てた果樹の恵をお試しください。
フレーバーオリーブオイルを搾るときの目標であり基準となるレモンオリーブオイルです。レモンの香りを生かしつつ、オリーブの香りも楽しめるオイルを搾ることができました。
□
文と写真 山田典章
オリーブ専業農家。香川県小豆島の山田オリーブ園園主。1967年佐賀県生まれ。岡山大学農学部を卒業後、会社員時代の約20年間に保育園事業などの6つの事業に携わる。2010年に小豆島に移住し、子どものときに好きだった虫捕りが毎日できる有機オリーブ農家になる。好きなものは虫と本と日本酒。オリーブ栽培としては初の有機JASに認定される。山田オリーブ園ではオリーブや柑橘類の栽培、加工、販売を行う。
著書 これならできるオリーブ栽培 ~有機栽培・自家搾油・直売~
(出版社コメント)
オリーブをうまく育てるには? 経営として成り立たせるには? ~栽培から自家搾油、販売まで著者の経験を詳しく解説!~
手間いらずで儲かる新品目として注目されるオリーブ。しかし、「木が枯れてしまった」「何年たっても実がならない」「オイルの搾り方がよくわからない」といった声も。
本書では、脱サラで新規就農し、日本で初めてオリーブ栽培の有機JASを取得した著者が、確実に実をならせるための栽培のコツや病害虫対策、小規模な自家搾油所の作り方と搾油方法、ネット通販などのノウハウを丁寧に解説。
とくに、日本のオリーブ栽培で最大の難関となるオリーブアナアキゾウムシ対策は必見。昆虫少年だった著者が観察と実験を繰り返して、明らかにしたその生態をもとに、農薬を使わなくても、効率よく確実に被害を防ぐ方法を紹介。
まだ木が小さく実の収量が少ない時期の貴重な収入源になるオリーブ茶の作り方や、苛性ソーダを使わない安全な実のアク抜き法、ワイン漬けなどのおいしい実の加工品の作り方も多数紹介。
これからオリーブを栽培したい人、すでに栽培している人にも、ぜひおすすめの一冊。
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Q「オリーブアナアキゾウムシに開けられた穴が沢山」どうすれば?
【オリーブオイル】
【お茶・オリーブ加工品】
国内では唯一の有機オリーブ葉のみを使用した健康茶7つのこだわり
【その他】
飲むオリーブオイルで安心して飲める
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