山田オリーブ園 国内で初めてオリーブの有機栽培に成功しました。

イモゾウムシの求愛行動論文からオリーブアナアキゾウムシの謎を解く

オリーブアナアキゾウムシ

オリーブアナアキゾウムシについて長年、謎だった行動原理について昨日コメントいただいたTさんが教えてくれた論文から大きな示唆をもらえました。

 

サツマイモの大害虫イモゾウムシの特異な求愛行動が明らかに ~体表成分の役割を解明~

イモゾウムシ

論文を読むと、このイモゾウムシとオリーブアナアキゾウムシの行動が非常に似ていることが分かった。

 

似ていること

イモゾウムシのオスもオリーブアナアキゾウムシのオスも、相手がオスであろうとメスであろうと気にせず求愛行動、背中に乗って交尾をしようとする。オリーブアナアキゾウムシの場合、オスがオスに性交しようとするが、結構気づかずに、ずっと背中に乗っていて、いつの間にか諦めているところをよく見る。

 

論文を読んで何が分かるかというと、オリーブアナアキゾウムシはイモゾウムシと同じく、性フェロモンを出しているのではなく、集合フェロモンを出しているということ。つまり、メスがオスを呼ぶために性フェロモンを出している場合、このようなエラーはあまり起こらない。とにかく雌雄に関係なく、ここに同種のオリーブアナアキゾウムシがいるから、集まってこい!というような集合フェロモンを出しているとこういう行動をとる可能性が高い。

 

もう1つ気づいたこと

イモゾウムシの体から抽出した液体をガラス玉に塗ると、イモゾウムシがそのガラス球に求愛行動をとるらしく、かつオスはより長くその場に留まるという実験結果からオリーブアナアキゾウムシの不可解な行動についてヒントを得た。

 

それは、ある日、オリーブアナアキゾウムシAをオリーブαで捕獲すると、数日後に、別のオリーブアナアキゾウムシBが同じオリーブαで立て続けに捕獲されることが、頻繁に起こるという謎。

何が謎なのかというと、ゾウムシBはゾウムシAがいなくてもオリーブαにやってきている可能性が高いこと。つまりBの残り香にAが惹きつけられてやってきているのかも。

 

この残留性がある集合フェロモンが分かったことで何ができるかというと、オリーブアナアキゾウムシが出している集合フェロモンを抽出してオリーブの木に塗っておけば、オスでもメスでもオリーブアナアキゾウムシが集まってくるかも、ということ。

 

論文とは別に、昨日のブログで書いたように、フェロモンだけではダメで、フェロモン×オリーブが効果的なはず。

 

となれば、オリーブアナアキゾウムシの集合フェロモンをどうやって抽出すればいいか?その方法を見つければいいということなるのか。

 

 

 

 

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