山田オリーブ園 国内で初めてオリーブの有機栽培に成功しました。

ベルガモットを植える

ベルガモットの苗木

2022年3月12日。オリーブの植え付けは終わったので今日からベルガモット。もともとはオリーブ畑の隅に、ひっそり植えていたベルガモットも、今ではオリーブ畑の真ん中。

 

山田オリーブ園小さなお店のベルガモットのお菓子

小さなお店で手作りしているベルガモットのお菓子。ネットショップでの販売も始めましたのでよろしければご賞味ください。【小豆島の有機オリーブ通販 山田オリーブ園】

 

 

 

ベルガモットとのつきあいも長くなってきたのでこれまでのことなど。

 

ベルガモットの苗木

今から7年前の2015年3月27日。日本では作られていない新しいフレーバーオイルを搾るためオリーブ畑の隅っこに5本のベルガモットの苗木を植えてみた。有機栽培という制約もあって、うまく育ってくれるか、そもそも日本の気候で実を付けてくれるか、オリーブと一緒に搾って美味しいフレーバーオイルになるか、分からないけどまずは植えてみた。

 

小豆島産有機ベルガモット

小豆島産有機ベルガモットのフレーバーオイル

2016年11月10日。5本のうち1本が順調に育ち少量ながらベルガモットオリーブオイルが搾れる。最初に味見したときの華やかな香りは今でも忘れられない。

 

ベルガモット枯れる

たまたま1本だけ順調に育ったけど冬の寒さに滅法弱いベルガモットの栽培自体は不安定な年が続く。

 

小豆島産有機ベルガモット

植えてから4年後。木が大きくなったことや寒さ対策のノウハウも分かってきたので、この頃から安定的に実が生り始める。

 

ベルガモットのカクテル

フレーバーオイルの原料として余った果実をネットショップで販売し始めると、バーなどでカクテルに使うという注文が多くいつの間にかオリーブ果実以上に買ってもらえる商品になっていった。

 

山田オリーブ園小さなお店

嫁さんたちが自宅の庭先で始めた小さなお店の下にいつのまにか「OLIVE & BERGAMOT」と書いてあった。

 

あまり具体的な話しをしたことはないが、たぶん嫁さんからベルガモットは期待されている。今年は12本のベルガモットをオリーブ畑の特等席に植えることにした。

 

僕ら果樹農家の仕事はとてもシンプル。

 

木を植え、世話をし、実を摘み、料理して、売る。オリーブだってベルガモットだって同じこと。とは言え農業という業界は思いのほか競争が激しいのも事実で、次々と参入が相次いで価格競争も始まっている。有機栽培というだけでは小規模農家は生き残れない。次の一手を考え続けている。

 

 

 

 

 

 

“ベルガモットを植える” への2件のフィードバック

  1. ベルガモット、大好きです! お菓子もステキだけど、オリーブ茶にあの香りが入れられると、素晴らしいと思います。身体に良いけど、苦みが一番印象的なので。

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