山田オリーブ園 国内で初めてオリーブの有機栽培に成功しました。

ベルガモット臭がするおじさん

オリーブオイルの出荷がひと段落。オイルの箱詰めしながらお客さんの知っている名前を見てると今年も買ってもらう感謝しかない。きれいごとではなくて本当の実態としてオイルを買ってもらったお金で僕ら家族はお米を買い、野菜を買い、肉や魚を買って、電気や水道を使っている。お金をいただいている農家は買ってもらった人の血肉になる食べ物を届けることができるかどうか、その1点だけでずっと勝負していく。

 

収穫と搾油が終わって1ヵ月、ようやくうなされて目を覚ます日が減ってくる。すっかり収穫するのを忘れていた木に実が一杯なったままになっている夢。搾油中に寝てしまい香りも何も飛んでしまったスカスカの黄色いオイルを呆然と眺めている夢。大丈夫もう終わったしゾウムシも冬眠に入ったから2度寝でもしようと目を閉じるが歳のせいかすっかり目が覚めてしまっている。こんな感じが毎年の今頃。

 

レッチーノの実

 

畑を見回ると実際に採り忘れて熟れた実が残っていたりするから夢でなく現実だったりもする。この写真の実は苗木として育てていたレッチーノ。レッチーノの実は小粒なので塩漬けなどにしくにくいオイル用の実だけど、すっかり一度ピカピカに磨いた搾油機をもう一度回す気にもなれない。日本酒漬けにでもしようか。欲しい方がいれば売るのでショップ覗いて見てください。少しだけど販売します。

 

小豆島産有機ベルガモット12月

 

そして、オリーブオイルの出荷が終われば次の仕事はベルガモットの収穫と出荷。もともとはベルガモットとオリーブを一緒に搾ったベルガモットオリーブオイルの原料として育て始めた木が大きくなり、沢山実を付け始めたので余ったものを販売していたのだが、ここ数年は結構な量となり、オリーブに次ぐ農産物になってきた。雑草より強く畑を覆ってしまたハーブ類やゾウムシに毎年数千個の実を全て食われてしまうアーモンド、いまだ本当に有機栽培ができるのか苦戦中のバラなど失敗ばかりなのだが、ベルガモットだけは奇跡的にオリーブとの相性も良かったのか順調に収穫ができるようなっている。

 

小豆島産有機ベルガモット果実

 

ベルガモットは香りが命、というか香りだけを楽しむ柑橘なので注文を受けてから摘み、すぐに梱包して発送する。これが12月の今の一番の仕事。ベルガモットは、とにかく香りが強く、摘んでいると服にも匂いが沁みついてくる。なので僕は今頃だけはベルガモットの香りがするおじさんになっている。おじさん臭がするおじさんは安心するけどベルガモットの匂いがするおじさんは何とも我ながら不気味である。

 

 

 

 

 

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