山田オリーブ園 国内で初めてオリーブの有機栽培に成功しました。

「小豆島に住むならどの地域に住むのがオススメとかありますか?」

小豆島の田園 

「小豆島に住むならどの地域に住むのがオススメとかありますか?」という質問があった。

 

「買い物などの便利さを優先するなら土庄町の街中。そこから離れるほど人口密度が下がりますのでお好みでしょうか。でも不動産物件そんなにないので、あまり選べないかもしれません。」と僕は返したが、草刈りしながらモヤモヤ。たぶんちゃんとして答えになっていない。この質問は小豆島へ他所からやってくる人が移住するとしてどこの地域に住むのがベターか?というシンプル疑問だけど、実際に住んでいる人間にとってはセンシティブなテーマだし、自分もよく分かってないことに思い至る。

 

というもの、例えば僕は小豆島に移住する前は東京の稲城市という東京の中ではマイナーなところに10年くらい住んでいたのだが、誰かから「稲城に住むならどの地域に住むのがオススメとかありますか?」と聞かれることはなかった。もう住んでないから印象を言うと、稲城と言っても僕が住んでいた向陽台は多摩ニュータウンの昭和最後の尻尾みたいな地域で駅から遠くて不便だったけど、近所づきあいはほとんどなくて、広い公園を犬の散歩するときに挨拶する人たちは皆感じがよかったくらいの記憶しかない。空が広めで静かで暮らしやすい街だった。

 

しかし、10年住んでもこれくらいのことしか言えない。

 

ちなみに、今、住んでいる小豆島の西村という地域は、内海湾に面した元々山だか畑を宅地にしたところでオリーブは沢山植わっているけど買い物などは少々不便で車がないと暮らせない村という感じ。やはり10年くらい住んでの感想がこれくらい。ちなみに住んだことのない池田や土庄などのことは全く分からない。

 

あくまでも僕の個人的な実感だけど、地域性ということを意識することはこれまでほとんどなかったかもしれない。それより住んでいる家の住み心地や、仕事と職場までの通勤時間や、日々の買い物などの便利さあたりが大切だった。もちろん何を大切にするかは人それぞれ。

 

でも1つ言えそうなことは、田舎に移住してあまり重要ではないことは、その地域の人付き合いみたいなものは移住者側のスタンスでどうとでも変わるし、自然や景色はわりとすぐ見飽きるということ。

 

夏は草がボーボー茂って蚊に刺され、冬は隙間風が吹いて氷点下になる海が見える古民家風のあばら家より、狭いけど職場に近くてコンビニが近くにあるアパートの方が暮らしやすいのは都会も田舎も変わらない。庭でのバーベキューも、手作りのピザ窯も、薪ストーブあたりは、旅先で楽しむくらいがちょうどいいと思うのだがどうだろうか。

 

 

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