山田オリーブ園 国内で初めてオリーブの有機栽培に成功しました。

新品種というギャンブル

オリーブの苗木の植え付け

間伐後のスペースに新品種を植え付ける。

 

オリーブだけではないと思うが農家にとって品種の選択は非常に重要である。オリーブは、品種によってオリーブオイルの風味が全く違うものになるのだが、それ以上に品種によって木自体の個性が全く違ってくる。水はけ日当たりの影響度、病気や害虫への耐性、木の成長速度、大きさ、樹形何もかも驚くほど個性的。

 

長い間、小豆島では4つの品種(ミッション、マンザニロ、ネバディロ・ブランコ、ルッカ)しか栽培してこなかったが、ここ10年程、様々な海外のメジャーな品種を試験的に農家が試すようになった。そもそも日本の気象環境はオリーブの栽培には適していないため、品種選択の失敗が致命的。スペインやイタリアなどで多く育てられている品種でも日本では全く育たない、育つけど実が付かないといったことが普通に起こる。そういう意味では、今の日本のオリーブ業界は日本の自然環境に合った品種探し競争が始まったばかりと言える。

 

新しい品種を植えて、その結果が判明するのに5年から10年くらいの時間が必要だからこそ品種の情報というはとても貴重。その情報を手に入れるために間伐した後や畑の端など少しでもスペースがあれば新しい品種をこうやって植えていく。

 

植えても全くダメな場合もある、というかそういう場合の方が圧倒的に多いので、労力や時間に見合ったリターンを得ることが難しいからこそ、試したくなってしまうのが新品種探しなのかもしれない。いわゆるギャンブル。

 

既存品種で手堅く積み上げるのが本当は正解。でも、どうしても新品種で一発当てたくなる。ギャンブルというのは個人差あるとは思うが禁止されてしまうと、何としてもやりたくなる。コロナであろうと何であろうと何時間も掛けてパチンコ屋に行く人間の気持ちがよく分かる。

 

僕はこれまで、パチンコを始め、カジノ、株、FXできっちり負けてきた。つまりギャンブル好きだがギャンブルに不向きであることは分かった上で、オリーブの新品種探しは、なんだかうまくいきそうな予感がしている。ギャンブルするときはいつもそういう予感はあるのだが。

 

 

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