2030年に向けて
2020.1.20 06:05 東京駅。
5日間の東京滞在を終えて帰島する。今回は六本木を中心に動いたこともあり東京の街の特殊性に改めて圧倒される。日本中の人口が減り続ける中、ここ東京は人が増え続けている。いったん一休みしたバブルがまだ終わっていないかのよう。
さて、いつもと全く違う環境で過ごしたせいか、小豆島でオリーブ農家になって10年が終わり、次の10年を考え始めている。畑にずっといるのは幸せではあるけど、たまには出て行かないと新しい何かが見えてこない。11年前に新宿のビル群を見ながら夢見た「小豆島でオリーブを育てよう!」は実現できたので次のチャレンジ。
1つ目はこの10年の試行錯誤を本にしてみようと思う。既に書き始めているので出版までもうひとがんばり。
もう1つは小豆島から出ること。オリーブを育てる場所を島に限定しないで最適な畑を探し直してみようかと思う。オリーブオイルの風味を決める要素はいくつかあるけど、その中でもどんな畑で育てるかということがとても大切。であれば身軽な個人農家だからこそ、フットワーク軽くオリーブを育てる新しい畑をまっさらな状態で探してみる。ただし、今の小豆島の畑はそのままこれまで通り一番最初の畑として続けていく。小豆島のオリーブ畑を1号園として、新天地の2号園を探す。
どうやって何を条件に探すのか?小豆島の畑の栽培管理と新しい場所での栽培管理の体制をどうするのか?新しい畑に植える品種はどうするのか?お金をどうするか?・・・多分、新しい場所を見つけるのに1~2年。そこに苗木を植えて最初に搾油ができるのが5年後。収穫量が増えて生産が安定するまで3年。全部でおよそ10年。
今年は2030年の目標に向けての1年目ということになる。10年後は62歳、息子は大学を卒業して社会人として自立する頃。
ということで、まずは国内でオリーブの有機栽培農家に畑を貸してくれる方を探します。農地としては元々ブドウを育てていたような雨が少なめな地域で、日当たり水はけが良く、できれば潅水設備がある30a以上くらいの畑どなかた貸してください。
そういった使っていない畑がある。自分たちの地域でオリーブを新しい農産物として育ててみたい。気象環境が合えば畑を拝見した上で条件など相談させてください。個人、法人、自治体の方からのメールお待ちしています。
山田オリーブ園 園主 山田典章
メールアドレス yamada@organic-olive.com
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