山田オリーブ園 国内で初めてオリーブの有機栽培に成功しました。

オリーブの落果が多発していることについて

オリーブの落果

1ヶ月くらい前から実が変色し落ちていく現象を多く見かけるようになった。オリーブは5月末頃に結実し、例年でも少しずつ落果していくので珍しくはないのだが、今年は落果の割合が多い。

 

原因を考えるために落果が多い木を調べてみると2つの傾向があるように思われる。

 

1つはミッション種で多発していること。

もう1つは、そもそも木の調子が悪い畑や個体で多発していること。そして調子が悪い畑の特徴は水捌けと日当たりが悪いこと。

 

そこで過去10年間の1月から6月までの累積降水量をグラフにしてみた。

小豆島町の過去10年間の累積降水量

過去10年間で今年は最も降水量が多いことが分かる。

 

もう1つ過去10年間の累積日照時間。

小豆島町過去10年間の累積日照時間

今年の日照時間は確かに少なめだが、もっと少ない年もあり特に日照時間が主な原因ではなさそう。

 

 

今年は雨の量が多く、水捌けが悪い畑で根がダメージを受けたせいで落果が増えているのではないかというのが、ひとまずの結論。かつ、根回りのダメージに最も弱いミッション種にその傾向が顕著に表れている。特に対策はないけど、雨に弱いミッション種は日本の気候に向いてないので、今後も新しいオリーブを植えるときにはミッション種以外を選択していくことになると思う。

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です