山田オリーブ園 国内で初めてオリーブの有機栽培に成功しました。

これからの仕事のこと3回目

田んぼの見回り

最近は全く畑に来なくなった一人息子。10年前は雨の日も来ていた。

 

小豆島の人口約30,000人がこれまで同じペースで毎年500人ずつくらい減ると25年後の2045年には15,000人、35年後には10,000人、55年後にはゼロに近づくことになる、ということを先週このブログで書いた。

 

人口が減ると病院や学校、様々なお店が比例して減る。そういった生活に必要な機能が減って不便になっていった場合に選べる選択肢は何があるだろう。まず最もシンプルな解決策は便利な街に引っ越すという手。例えば近場の高松や岡山、もしくは東京へ引っ越す。この選択肢が便利への最も簡単な解決法なので、人口が減り始めると減少のスピードは加速する可能性が高い。

 

しかし、僕の場合は畑が仕事場なので他の職業より引っ越しは難しい。島外で畑を見つけるとか、島の畑を誰かに委託するとか、農作業ロボットのようなものを導入して効率化するとか、方法はない訳ではないけど、結構ハードルは高い。つまり、土地に拘束されている職種の人は移住のハードルが高い。

 

小豆島の場合、醤油、佃煮、素麺などの加工食品産業、観光業、農業、漁業が主な産業なのでどれも移住のハードルは高めである。つまり、移住する場合は仕事を変える必要があるので、既にその仕事をしている人たちは移住しにくい。しかし、これから仕事を選べる若者は最初から外で働けばいいので不便な島に残る若者はこれからも減っていく。

 

とても簡単な未来が予測できる。主な産業に従事する人口は徐々に高齢化していき年寄りばかりの島になる。人口そのものが減ること以上に、若年の労働人口が減って老人ばかりになることが問題になる。

 

解決の選択肢は大きく分けると2つある。1つは若者を減らさないこと。もう1つは年寄りばかりになってもそれなりに愉快に暮らしていくこと。これどちらか1つではなくて両方やるしかない。できるできないはさておき、やらないと島で暮らせなくなる日が早まるというだけ。

 

まずは自分ができること。少し具体的に考えると、僕は農家なので、今やっている自分の仕事を面白くて稼げる仕事にすることを意識してみること。つらいけど稼げるはダメ。面白いけど儲からないもダメ。目指すのは面白くて(人それぞれだけど)稼げること。そういう仕事、もしくはそういう仕事環境をどうやって作っていくか、そういう視点を新しく1つ持ってみること。自分のためにも若者のためにも。

 

具体的なことはこれから仕事をしながら考える。醤油も素麺も観光業も若い人がやってみたいと思える仕事にできるかどうか。もちろん簡単ではないけどやらないと消えていく。ちなみに、うちの息子は僕の仕事を継ぐつもりは今のところ全くないご様子。他人ごとではない。

 

 

 

 

 

 

 

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