島での最近のこと
楽しみにしていた東京六本木でのオリーブマルシェが中止になったので、とりあえず畑にでも行こうかと思っていたがずっと雨。島の生活、基本的に気に入っているのだが雨の日行くところがないこと、公共交通機関が機能していないので夜飲みに行けないことあたりは少々しんどい。それ以上にしんどいことについて書いてみる。
「コロナ禍の表裏 恐れず好機を見いだせ」という記事を読んでの雑感。
この記事の主旨はこんな感じ。
日本は欧米に比べるとコロナの死亡者はとても少なくて交通事故並みであり、かつ都市部で広がっていて農村部ではほとんど死者は出ていないので恐がって家に閉じこもらず外に出よう。農業で外国人の労働力が期待できない今、飲食店員などの失業は増えているので、その人材を活用するために日本人が雇用できるくらいに人件費をこの機会に上げたらどうだろう。
というような内容である。
コロナの現状認識や失業の現状、人件費の向上など基本的には賛成。というよりコロナうんぬん別にして稼げる農業はとても重要だと思っている。
その上で「家に閉じこもらず外に出よう」に違和感。村社会の現実がそれを許さない。
他の田舎のことは知らないがここ小豆島では、ヘタすると東京より出歩く人が減っている。医療体制が脆弱であったり、重篤化しやすい高齢者の割合が多いし、そもそも出歩く場所もあんまりないという現実はあるが、それ以上にコロナに罹ることで村社会でひどい仕打ちを受けるのが恐い。小豆島でも今月、クラスターが発生したが、そのクラスターがどこのダレソレのこんな軽率な行動によって巻き起こされたという噂があっという間に島中に駆け巡った模様。県全体でもやっているが島の町長が珍しく何度もNO!コロナハラスメントと呼びかけていた。
恐ろしきはコロナではなく村社会。外出できずにテレビばかり観ておかしくなる僕ら。
早く雨上がらないかな。
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