藪刈りという冬仕事
冬のうちに終わらせたい仕事の1つに雑木刈りというのがある。
草ではなく木。雑草ではなく雑木。
うちは草生栽培で不耕起なので、冬のうちに畑にやってきた野鳥の糞に含まれる木の実から沢山の芽が出る。
しかし、春夏秋と10cm~20cmほどの丈で草を定期的に刈るので、一緒に幼木も刈っている。
草は刈っても枯れないけど、木は草より伐採に弱く、しかも草の勢いに負けたりして、ほとんどの木は育たず枯れていく。
たまに生き残った木を見つけたら、根っこから引きにぬいてしまう。
木は草刈り機の邪魔になるので原則、刈る。
例えば石垣とか、コンクリート際とかは、鉄のチップソーの刃が欠けるので、ナイロンロープを使うのだが、いつの間にか育った雑木は硬くて刈れない。
で、いつの間にかぐいぐい育った雑木が藪になってしまう。
それを、まとめて冬に退治するのが雑木刈り。
今日は雑木と茨が複雑に入り組んだ最高難度の藪刈り。
茨の棘は指に刺さると、本当に痛い。葛がかわいく思えるくらい茨は憎たらしい。
刈るといっても草刈り機は使えないので、剪定鋏とノコギリで棘を避けつつ藪を解体していく。
風が冷たくて、蚊や毛虫がいない真冬にしかできない藪刈り。
ちなみに、ほとんどの藪は1年経ったら再生してしまう。つまり毎年冬は藪刈り。
どうしたもんだか。何かいい方法ないんかな。
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