オリーブの炭疽病の菌をセミが運んでいるかも、という疑惑。
ニイニイゼミとクマゼミ。
よくよく見るとクマゼミの口吻が木に立っているので樹液を吸っていることが分かる。
セミって結構何の木の樹液でも吸うみたい。
オリーブ畑で一番多く見かけるのはクマゼミ。多い日だと20匹くらい見るのだが、実は全てメスだと思われる。
というのは全く鳴かないから。全く鳴かず、突如、静かに飛び立っていくメスのセミたち。
僕のオリーブ畑にやってくるクマゼミは全てメスなんだけど、なぜ?
なんで、こんなにクマゼミのメスに好かれるのかを推測するために、とにかく僕の周りにいるクマゼミが何をしているのかを、観察してみた。
オリーブに木にとまっているときは、ただとまっているのでなく樹液を吸っていることが、まず分かった。
そして、尻を何度もオリーブの木に打ちつけている個体を見つける。
打ちつけているところを観察してみると穴が。これは、間違いなく産卵孔。つまり卵を産みつけている。
クマゼミはオリーブの樹液が好きだし、同じくその幼虫もオリーブの根から樹液を吸っているのであろう。
ということは、クマゼミは一応オリーブの樹液を吸う害虫ということになる。
しかし、まあ自然の中でオリーブも生きている訳だし、少々虫たちに樹液ぐらい吸わしてやらないと。
大きな被害でもない限り大目に見るのが、虫たちに対する僕のスタンス。
しかし、炭疽病の菌コレトトを木から木へうつしている疑惑もない訳ではない。
炭疽病の菌は空気感染や土壌感染しないとなると、実はセミなどの虫によって媒介されている可能性は割と高いのではないかと思っている。
セミの体からコレトト菌が出てきたら、島のオリーブ農家みんなでセミを殺すんだろうな~。
木全体にスミチオンでもぶっかけかねない・・・。
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