ぶどうの有機栽培
オリーブを育てながらこれまで少しずつ違う果樹の有機栽培にトライしてきた。比較的うまくいったベルガモットやレモン、ゆずなどの香りが強い柑橘類。実をゾウムシに食い尽くされてしまって花だけ楽しんでいるアーモンド。いまだに悪戦苦闘中のバラ栽培。
そんな中でも長年、ずっと気になっていたけどスペシャルな感じがして手を出してこなかったのがぶどう。何故かオリーブ農家の僕は、ぶどう農家に淡い憧れのようなものを感じてしまう。別にオリーブを卑下している訳ではない。訳ではないけど「葡萄」という漢字からして何かちょっと特別感もあるし、栽培技術的にもオリーブより先を行っている。しかも、ぶどうを日本の多雨多湿な気象環境下で無農薬で育てるのは難易度が高いと有機栽培の先輩方からも散々言われてきた。
でもぶどうだって木。オリーブよりよっぽど成長が早く実の収穫だってできる。農薬を使えば普通にできている。使わないとどうなるかは実際やってみると分かる。
色々な果樹を育ててきて実感していることは、土、日当たり、気温や雨などの気象環境が合っていれば木は育つ。栽培技術的なことは育った木に実を生らせるためには必要だが、まずは育つかどうかは畑の環境で決まる。
なのでぶどうに合っているであろう環境を用意することから。ひとまずビニールハウスの骨組みで雨除けができてオリーブ畑の中でも日当たりと水はけが良い西城の畑と、日常的に世話ができる自宅のパイプ管がある家庭菜園の一等地に、いくつかの品種を試しに植えてみる。
ということで、ぶどうの有機栽培始めます。理屈抜きに木を植えるのはワクワクする。
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