10年住んでも訪れたくなる小豆島の穴場スポット
これから少しずつ追加していきます。まずは石門さんからスタート。
0.観光客の目から生活者の目に変わっていく年月
東京から小豆島に移住してオリーブ農家なって、そろそろ10年。
引っ越してきた当初は観光客のように、どこに行っても目新しくてワクワクドキドキしていた。
窓から海が見える家を借りて住み、毎日海を眺めるだけでもテンションが上がる。
しかし、とても自然なことだけど10年近く経つと海は日常になる。日常という風景の1つになると、目は見ていても脳は何も感じない。
残念だけど、たぶん人間はそういう風にできている。
小豆島にきた当初は、暇を見つけては、島の中をぐるぐる見て回った。観光客が行くエンジェルロードや映画村、寒霞渓などの定番スポットから、地元の人しか行かないような穴場スポットまで。
3年ほどすると観光客気分はすっかり消え、島の景色が日常生活の風景になった。
そして10年。日々を暮らす島の中にあっても、いまだに四季折々に訪れる穴場スポットが残っている。
観光客は行かない、何年たっても色褪せない特別な場所のことを、少しずつ書いてみようと思います。
ちなみに順番は、ただたんに思い出した順。パッと浮かんだところから。
1.石門洞
小豆島八十八霊場18番札所にもなっている。お寺があって、寒霞渓方向に山道を少し登ると、写真の石門洞が見えてくる。タケノコが生え始めて、うちのオリーブ畑の裏山が新緑に萌え始める頃になると、毎年、おにぎり持ってこの石門さんの前に来る。
そして、次にやってくるのはオリーブの収穫が終わって一息ついた11月の中旬。お不動さんに今年の収穫の無事を報告に。色とりどりの紅葉に包まれながら、温かいお茶を飲む。こんなに静謐で美しい場所だけど、平日はいつも誰もいない。故郷でもないのに、なぜか懐かしい気持ちになる不思議な場所。
2019.2.15更新
2.次はどこだろ?
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