雨の季節の尻尾
こんなに降りますかね、というくらい雨ばかりが続いてそれでもようやく終わりの気配。時折、途切れる雨の合間に火事場泥棒みたいに草を刈りに行く。
地面ばかり見ていると何か生き物の気配。頭上を見上げるとトンボが何かを食べて牙をカチカチ言わせている。
どうも待っている時間が長いせいか色々考えこんでしまう。
そろそろ、ただたんに作業になっている仕事を手放して、やったことがない仕事を無理やり始めてしまおうか。これまで、ひとりで木と草花と虫を相手に黙々とやってきたのだけど、そろそろ人間との関りを持ってみるかどうかの迷い。
組織の窮屈さに辟易して、そこから逃げるように島で一人好き勝手に農業をするようになったのだけど、10年やってみてその限界も確かにある。一人は気楽でいいけども、自分一人で自分を変えることはなかなか難しい。
マンネリ化して独りよがりになる前に、自分では変われないから、とりあえずやったことのない何かに飛び込んでみる手立てはなかろうか。
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