鳥たちへの捧げもの
2020年になった。今年やりたいことがあるのだけども、焦らずボチボチ形にしていけばいいかと思っている。
それにしても暖かい、暖かすぎる。いつになったら冬が来るんだろう、もしこのまま春でも来た日にはどうなってしまうだろう。考えるだけでも恐ろしい。
昨日の台風並みの暴風で倒れた木がないか畑の見回りに出掛ける。年明け頃から、オリーブの木に見られるこの現象。
よくよく見るとオリーブの種。ヘタに種だけがくっついている。こうなる途中の実がこれ。
そう。完熟して渋みがほとんどなくなって甘みが増したオリーブの実を野鳥が啄むと種だけオリーブになる。オリーブの実が大好きな野鳥はメジロやジョウビタキ。収穫し残したオリーブの実をきれいに食べてくれるありがたい野鳥たち。農作物は全部採ってしまうのではなく少しだけ残しておくというのは日本人ならではの自然に対する思想のようなものなのだろうか。八百万の神様や自然、多くの生き物たちのへ感謝と畏れがあれば、人間もまだ大丈夫なような気がする。
合理的にはオリーブの実は残さず収穫するか落とすのが正解。しかし全部採らない少し残す農業でこれからも行こうと思う。
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