1匹目のオリーブアナアキゾウムシ
朝の見回りで初めてゾウムシを発見する。葉の上に引っ掛かった鳥の糞のようなものを凝視するとゾウムシだった。
正式名称;オリーブアナアキゾウムシ
成虫は3月下旬から11月まで長期間活動を続け、成虫または幼虫で越冬する。成虫は夜行性で昼間はオリーブの樹の窪み潜むか枝の基部に懸垂姿勢で静止している。産卵は地際部の樹皮下に多い。この習性を利用した樹幹地際部への薬剤散布(スミチオン乳剤)によって産卵防止および殺虫が可能である。
さて、スミチオンを使用しないでどこまでオリーブを守れるか、いよいよ勝負開始である。
捕獲した一匹は貴重な研究材料として飼育するために捕獲する。
[実験 嫌いな色は?]
ケースの下に白と黒の紙を敷いて、どちらに移動するか観察する。結果、昼間なので動かない?ひとまず押し入れに入れとくか。
[観察]
これは葉の食べ方。どうも葉の根元に近い部分を半円形に齧っている。食べる量は微量。糞はこげ茶色の丸で0.5ミリくらい。
ゾウムシ隠れる。
基本的にほとんどの時間を虫かごの黒いカバー部分にしがみついている。葉を食べに降りてくるときは見た目より早く歩く。プラスチックの側面も歩いて上れる。
葉の齧り方は覚えておきたい。日中は見えにくいところに隠れているはず。隠れるところを無くすというのはやはり基本。支柱の影やロープの結び目、木の皮の下や窪み、地面の葉などを無くしていく必要あり。地面の下草は白黒砂を敷いてみよう。
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