正面に寒霞渓が広がる畑
開墾中の2つめの畑。ゾウムシを捕っていて、ふと顔を上げると新緑の寒霞渓が正面に広がっていた。
こんなに真正面に寒霞渓が大きく広がるのはこの妙見さんの8つめの畑だけ。引き継いだオリーブの木のゾウムシを捕って、間伐、剪定、草刈りがひと段落し、椅子を持ち込んでホッと一息。
カラスノエンドウがパチパチと爆ぜる音、草壁港の汽笛、隣の田んぼに水が満ちていく匂い、枯草の匂い。半月ほど通って世話をしていると、ふと畑に受け入れられるこういう瞬間が訪れる。それまでお互いよそよそしかった畑と身体が馴染むというか一体化する感覚。
台風の日も、日照りの日も、実りの秋も、木枯らしが吹く冬も、仲良く末永く一緒にやっていこう。
さて、とりあえずいったんこれで苗木待ち。
コメントを残す