毎日、自宅からオリーブ畑まで片道10分、軽トラで通勤しています。海沿いの道を窓全開にしてのんびり走る時間が気に入っている。

なぜか、いつも東京にいた頃の同じ情景を思い出す。それが朝の京王線の上りの電車でぼんやり扉の前に突っ立てたら押し出されてしまい乗り直そうにも一杯で入れず千歳烏山の駅に取り残されたときのマヌケなあの瞬間。特に珍しい体験でもなかったのに同じ場面を未だに思い出す。その度に、あ～もう満員電車に乗らなくていいんだったとホッとしている。当時は朝のラッシュそんなに嫌だと思ってなかったはずなのに。

脳のシナプスがなんかの拍子に内海湾の国道を見ると、千歳烏山駅を思い出すスイッチを作ってしまったのかもしれない。忘れたいような忘れたくないような。