薪ストーブという贅沢な遊び
昨夜から降り出した雨が日中も残っていたので畑仕事はお休み。
剪定で出てくる太めの幹を薪ストーブに入るサイズに切りそろえる作業が結構大変で、いつの間にか庭に積まれたままになってしまう。ノコギリを手に持ちオリーブの切り枝を見つめるのだが、なかなかやる気が湧いてこず、結局ネットフリックスと昼寝で一日が終わってしまった。何かすごい罪悪感。太枝は50cmに切った後に結束して軒下に1年程置いて乾燥させ来年、薪として使う。
去年は新しい畑を3つ開墾したり、長めの読み物的なブログの記事を量産したりして忙しかったので、そもそも剪定枝が少なく薪もあまり作れなかった。多分、薪の量全部で100kgくらい。うちは一晩、4時間くらい薪を燃やすと10kgくらい使うから10日分くらいの量の薪があった。一冬の中で気温がぐっと下がる1月~2月の10日ほど薪ストーブを使う。
薪ストーブの良さは室温はそれほど上がってなくても、ストーブの正面方向にいれば身体がぽかぽかしてくること。そして薪ストーブならではの炎の揺らぎや薪が爆ぜるパチパチという音、オリーブの木が燃えるときの仄かな匂い、そんなこんなを楽しめる贅沢な時間。
デメリットは圧倒的にめんどくさいこと。そもそも薪を1年前から作り、灰を毎日掃除して、火をつけ、火力を安定させるため新しい薪をくべ続けなくてはいけない。エアコンだとリモコンのボタン1つ、石油ストーブでも数日に1回、灯油を補給するだけで済むことの10倍くらいの手間を掛ける。
ということで、薪ストーブと言うのは時間やお金に余裕がある贅沢な遊びというのが本当のところのような気がする。貧乏暇なしというが、薪を割ったり、灰の掃除をしたり、炎をのんびり眺めたりする時間があればお金になる仕事に精を出せよ、ということになる。
いつになったら一冬中、薪ストーブという生活を送れるのだろうか。まあ貧乏は好きではないけど、暇は苦手なのでこんな感じも悪くない。
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