なぜオリーブはオリーブアナアキゾウムシに枯らされるのか?
そろそろオリーブアナアキゾウムシと出会って12年になる。今でも毎日、畑に行ってはゾウムシを捕まえている。なんだったらオリーブよりオリーブアナアキゾウムシの方が詳しいし、親近感もある。
例えば、よその畑のオリーブの木を見ると、この木は美味しそうとか不味そうなんて考えていることがある。オリーブの木が美味しいとか美味しくないとかなんのことと我ながら呆れるが、たぶんそういうときはゾウムシの気持ちになってオリーブの木を眺めている。
オリーブの木は大好きだ。ゾウムシも僕もオリーブに食わせてもらっているし、いつもオリーブと一緒にいる。
さて、そんな自分の別人格みたいなゾウムシだが、1つだけ気に食わないことがある。それは、オリーブを枯らしてしまうこと。何も枯らさなくたっていいだろ、おいおまえ、ゾウムシと思う。枯らさずに上手に共生すれば、代々ずっと同じ木で暮らせるのに、とそう思う。
そこで今回は、そもそもなぜオリーブアナアキゾウムシはオリーブを枯らしてしまうのかという根本的な疑問について考察してみた。
そこにはオリーブアナアキゾウムシならではの4つの生態が関係している。
- 根本集中
- コアラ的な気質
- 集合フェロモン
- 無天敵
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