オリーブは浅植えが鉄則/深植えするとこうなる-オリーブ生態実験
オリーブの植え付けで最もやってはいけないことの1つが深植えである。
根元が周辺の地面より少し高い位置にくるように盛り土して植えるのがセオリー。
上の写真のオリーブは根元は周辺より5段階に変えている。
1番手前 地面と同じ高さ
2番目 10cm高い
3番目 20cm高い
4番目 30cm高い
5番目 40cm高い
3年後植え付けしたところの土は沈んでいくので2番目の10cmが周りの高さと同じになった。1番手前は深植えになる。
高すぎるのは根周りの土が乾くので成長が遅れそうだが、実際は50cmほど高くてもオリーブは普通に育っていく。
もちろん、そのセオリーは知っているのだがいくつかの不注意と不運が重なって深植えをして1年が経過した木が何本かある。それがこの右の葉がすかすかのもの。
ちなみに、この一帯全て深植えになっているのだが、ダメージを受けたのはミッションだけ。
ルッカも少し勢いがないように見えるが左隣のネバディロ・ブランコにいたっては全く深植えなんてなんのそので元気一杯。
深植えしたオリーブを抜いて根を確認してみる。
弱っているミッション3本のうち2本は高めの盛り土をして植えなおす。
最も弱って葉が落ちてしまった1本は枯れてもやむなしということで根から土を全て落とし、じっくり観察する。
根がほとんどない。深植えするとこんなことになるぞという教訓にしたい。
根をじっくり観察する。根のほとんどが腐ってなくなっている。
生きている細根は5本くらいしかない。深いところに突然根が植えられたので空気が不足して窒息死したように見える。
オリーブの植え付けで大切なこと。
オリーブの根は空気が大好き。植えること。
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