2022年に炭疽病の発症が減った原因について
この写真は2018年に撮影したオリーブの実に炭疽病が発症したときのもの。
2022年はオリーブの収穫量は減ったが良いこともあった。それは炭疽病がほとんど発症しなかったこと。
オリーブ栽培を始めて今年で13年目になるが過去で一番炭疽病の被害が多かったのが2018年で、最も少なかったのが今年2022年だった。
この表は収穫量減の原因を考えるときに作った1~9月の年別累積降水量グラフ。
雨が最も少なかった2022年は炭疽病が少なく、雨が最も多かった2018年は炭疽病が多かった。
炭疽病は降水量と比例関係にあるのは間違いないと思う。理屈としては、まず炭疽病の菌Colletotrichum acutatumが実に付着した雨水に溶け出し、落下した飛沫が他の果実に付着して感染を広げるという説が1つ。それと、果実の水分含有率が増えて菌が発症しやすくなる説。
いずれにせよ雨と炭疽病の相関性は高い。
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