2019アーモンド大不作
今年はアーモンド大不作。一粒も実らず過去最悪の結果。その原因は開花期頃の低温。
例年より開花時期自体が1週間以上遅れたが、気温が上がらず最低気温は2~3℃くらい最高気温も10℃前後。花は咲いたが受粉のための虫がほとんどいなかった。つまり虫媒により受粉するアーモンドは虫がいなかったので受粉できず実が全く生らなかった。
その年の気象状況によって全く実が生らないということが起こってしまうのが露地栽培の恐いところ。もし、うちがオリーブ農家ではなくてアーモンド農家だったら今年の収入ゼロで完全にアウトだった。恐ろしすぎる。
オリーブも去年のように、裏年で雨が沢山降って島の収穫量が大激減したりする。
ハウス栽培のようにある程度人間が農産物の管理をコントロールできる農業の場合はリスクそれほどでもないけど、うちのように露地栽培でかつお天道様頼みの有機栽培となると、収穫ゼロの可能性が十分あり得る。
オリーブだけ、がんばってれば何とかなる訳じゃないこと、シミジミ感じる出来事。
ちなみに今年はビワが大豊作。その理由はアーモンドの大不作と原因と同じ。春に気温が上がらないので毎年、ビワの実を食べ尽くすモモチョッキリゾウムシがほとんど発生していないから。
ベルガモットは大丈夫だろうか?心配になってきた。
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