傾斜30度、奈良の法面オリーブ
奈良で研修会。王寺の住宅地、傾斜30度の法面に植えられた約千本のオリーブ。
土が肥えていて日当たりもよく水はけも良好で、北面にあるため適度に湿度も保たれており樹勢は強い。オリーブが植えられていなければ草刈りをする手間が掛かるだけの傾斜地で今後数年のうちにオリーブが収穫されるようになる。
山を造成したり、田んぼを転換しているオリーブ畑とは一線を画すこのアイデアは他の地域でも使える。別にオリーブでなくてそれぞれの地域の気候に合った果樹ならなんでもいい。ただし、この30度という傾斜はその場に立つと長時間立ち続けることが難しく転落などのリスクもあるので新しい農作業のノウハウは必要になると思う。
この農園の園主池田さんから、収穫されたオリーブの実を国産のオリーブオイル専用の小型搾油機で搾った体験なども聞けて勉強になることも多かった。
さて、年末から始めた全国行脚もコロナの状況も変化していきているので、いったん中断し小豆島の畑に籠ることにする。
p.s.
帰りのフェリーで思いついたこと。
直接行けないなら、テレビ電話、ビデオ通話を各地の畑とつないでオリーブ栽培や搾油のアドバイスをすることはできないだろうか。コロナ下でも大丈夫だし、僕がゾウムシの見回りで畑から離れられなくなる春夏秋でも畑作業の合間を縫ってできるかもしれない。
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