境界線上の空間と時間/オリーブ畑で出会う野うさぎと出会う
オリーブ畑で一日のほとんどの時間を過ごすようになって分かったことがある。 畑という場所が、人間と野生の生き物との境界線上にあるということ。人間が暮らす街中には野生の生き物はいない。せいぜい誰かが飼っていたヘビやカメが逃げ出して大騒ぎする人たちが暮らす街。しかし、山の中のような本当の自然の中では人間は生きていけない。その接点、境界に畑があるような気がしている。
そして、その畑も野生の時間と人間の時間がある。 夜は野生の時間。昼は人間の時間。 太陽が昇る前の未明の時間は境界の時間。その時間だけ、野生と人間が遭遇する。
動画は今朝、出会った野うさぎと人間の様子。
人間と野生の生き物の絶妙な距離感があることを境界線上に暮らす日本人は古来より知っている。野生の生き物は飼い猫や犬とは違う。去年あたりから突然、世界中の都会で暮らす人と人の距離感も変わり始めたけど、必ずしも新しい距離感悪くないかもしれない。
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