山田オリーブ園 国内で初めてオリーブの有機栽培に成功しました。

背が低くてせっかちな典型的な日本人にはマネできない。

オリーブの搾油機のホッパー

 
イタリア製のこの搾油機は、がんばってくれているけど、その設計の隅々までなかなか不親切に作られている。つまり使いにくい。

 
イタリア人気質というか。

 
例えば、この台形をひっくり返したホッパーの高さ。僕の目線だと写真の位置に来る。

 
ここは実を入れる集荷口なのだが、重い実を脚立に乗って持ち上げ、そっと投入する。収穫の間中、筋トレをしているようなものなのだが、まあそれは良しとする。

 
しかし、ここに入れることができる実の量は20kgくらいなのだが、間断なく投入するためには、実が無くなる前に次の実を入れる必要がある。

 
もし、実が無くなってしまうと粉砕時に発生するシャリシャリシャリという音がしなくなるので、それで気づくのだが、音がしなくなる前につぎ足したいので、結果、しょっちゅう爪先立ちもしくはぴょんと跳ねてホッパーの中を覗き見ることを一日に何回も繰り返す。

 
搾油機の上にミラーペーパー

 
ホッパーの上の天井にネット通販で買ったミラーペーパーを貼ってみた。

 
飛ばなくても中が見える。

 
たったこれだけのことを気づくのに3年も掛かってしまった。既にバカみたいに何回飛び跳ねたことか。

 
イタリア人の平均身長は日本人より4cm高い176cmらしいからイタリア人もホッパーの中を跳ねながら見ているはずだが。

 
もしくはイタリアのひとは、少々実の投入が途切れても気にしないという可能性がなくもない。

 
どちらにせよ背が低くてせっかちな典型的な日本人にはマネできない。

 

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