山田オリーブ園 国内で初めてオリーブの有機栽培に成功しました。

Qオリーブ栽培は儲かりますか?→A売上の現状数値

 

先日、「オリーブ農家になるために必要なお金のこと」という記事を書きました。そこでは費用のことを中心に書いて売り上げのことは書きませんでした。

 

売上の質問を何件かもらったので参考になりそうな記事を探しました。

 

日本経済新聞ネット記事「オリーブ出荷量 香川シェア9割、熊本・広島面積拡大」(2018/9/24)

 

 

農水省の2015年産の数字です。

 

1位 香川県のオリーブ栽培面積;(189.9ha)→収穫量379t(1ha当たり約2,000kg)

2位 熊本県;(43.5ha)→収穫量2.6t(1ha当たり約60kg)

3位 広島県(25.2ha)→収穫量3.0t(1ha当たり約120kg)

 

 

オリーブは植えてから5~6年経たないとある程度の収穫量が見込めないので、比較的最近栽培を始めた熊本や広島はこれから伸びていくと思われます。

 

香川県は小豆島等の主要な生産地で既にある程度収穫量が安定していますが、小豆島以外での新規栽培面積がここ数年拡大しているので、もう少し収穫量は伸びしろがありそうです。

 

しかし、今のところ数字的にはこのあたりです。ちなみにうちの農園もこんな感じです。

 

ちなみに果実の販売価格は地域によってその年によって用途によって変動しますが、オイル用で500~700円/1kg、塩漬け用で1,000~1,200円/1kgくらいです。

 

小豆島のオリーブ農家は、島の限られた条件の中で、これ以上栽培面積を増やすことは難しいと思います。

 

つまり飛躍的に量を増やすことができない以上、現在9割以上の国内市場でのシェアは相対的に下降していきます。

 

量ではなく、小豆島でしか味わうことができないオリーブオイルの質に突破口があると考えています。

 

そうは言っても量と違って質はなかなか大変だということを、小豆島の生産者が一番身に染みて分かっていることこそが私たちの今の強みです。

 

うちで質のためにやっていること。

小豆島産有機オリーブオイル 22の特徴

 

海外のオイルとは違う日本ならではのオリーブオイルを作るためには、もっともっとやれることがあるはずです。とりあえず100のこだわりが目指しています。

 

 

 

 

“Qオリーブ栽培は儲かりますか?→A売上の現状数値” への2件のフィードバック

  1. 群馬県西部の富岡市で、オリーブが育つかどうか試験的に20本ほど苗を植えてみました。
     目的は、油を採ることです。理由は、糖質制限という食事療法による健康づくりのためです。
    将来は、数ヘクタールに植え付けて、地元の雇用にも貢献出来ればよいと考えております。

    • 富岡市、年間の日照時間は2,000時間超、降雨量は1,200mm前後とオリーブの栽培地としては恵まれていそうですね。3~5年くらいの収穫量で見極めもできそうです。また結果教えてください。楽しみです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です