山田オリーブ園|日本初の有機オリーブ栽培家 山田典章(やまだのりあき) 国内で初めてオリーブの有機栽培に成功しました。

オリーブが倒れ、カレーはライスじゃなかった

オリーブ倒木IMG_5311

農家になって17年、三豊に通い始めて5年。

 

三豊に来てみると、
また大きなオリーブが倒れていた。

隣の田んぼの水道の水が流れ込み、
土がぐずぐずになったところに強風が吹いて倒れたのだろう。

 

まあ木が倒れることはよくある。
台風が来れば倒れるし、
イノシシが遊び半分で引き倒すこともある。

 

珍しくはないから慣れてもいるのだが、
今日はなぜか分からないけど、がっくりきた。

 

ひとり農業は、
自由と引き換えに、
この「やり場のない感情」を
全部ひとりで飲み込む。

 

そんな時は何も考えず
倒れたなら、起こす。

 

この大きな木は、
戻せそうにないので、
あきらめて
倒れた小さな木6本を立て直す。

 

何か考えそうになると怖いので、
晩御飯は何をしようかということだけを考える。

 

小豆島では食べれないココイチにしようと思いつくと徐々に気持ちが落ち着いてくる。

 

ひと仕事終え、
ココイチでテイクアウトしたカレーを開けてみると、ご飯でないつぶつぶの野菜のようなものが入っている。

 

タブレットで注文したときに、
僕がそれを選んでしまったのだろう。

 

間違ったのは僕。

 

木が倒れたのも、
ライスでカレーを食べれないのも、
誰も悪くない。

 

でも、
寝るまでに、もう一つ何かあれば、
声が出てしまうかもしれない。

 

文:山田典章

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です