「小さな仕事」オリーブ農家のひとりごと
朝いちにおつきあいがある会社さんから注文を受けた1kgのオリーブの枝を発送する仕事。
こういう小さい仕事の場合の段取りはこんな感じ。
- メールでのやりとり
- 梱包資材の調達
- 木の選定
- 移動(自宅→畑→加工場→ヤマト)
- 収穫
- 梱包
- 発送(宛名出力・ヤマトへの持ち込み)
- 請求書作成郵送
- 売上計上
- 有機JAS帳票への記録
なんだかんだでトータル3時間くらい。ちなみにオリーブの枝もの代として4千円いただく。たぶん、お客さんはオリーブの枝の値段が4千円と思うような気がするけど実際は、ほぼ人件費。
採算のことだけを考えると、イレギュラーの個別対応はあまり受けたくないのだけど、実はこういう小さい仕事こそ、小回りが効く小さい農家はやった方がいいと思っている。目の前の10円ではなく来年の100円みたいな意味で。
大きな会社はこんな感じの小さな仕事をやろうとすると他の部署や上司なんかと調整しないといけないのでめっちゃメンドクサイ。だからやらないしできない。でもうちのようなひとりでやっているみたいな個人農家はできちゃう。同じ仕事を沢山する大きな会社には勝てないけど、数は少ないけどオリジナルな仕事をさっさとやってしまうのがうちのような個人農家の強みだと思う。まあ実際は損得よりやったことないことやってみたいだけなんだけど。
でも、よくある問い合わせで捨てる系のものを取りに行くので無料でください!みたいなのは全部断る。多分、そういうことを言ってくる人は、物にはお金を払う価値があるけど人の時間には無頓着だから。
まあ色々あるね。
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