観光客の皆さまへ・島のローカル交通ルールのお知らせ
横道で待っている車を横入れさせたらハザードランプが点灯したので一瞬何事?と戸惑う。島では誰もしないからすっかり忘れていたけど、いわゆるサンキューハザード。ナンバープレートはやはり他県ナンバーだった。そういえば4連休。コロナも少し落ち着いて、観光客が久しぶりに目立つ。
話しはコロナではなくて、島で車を運転するときのローカルルールのこと。
僕はよそ者なので、島に来た時にも車の運転で驚かされることが多々あったが、さすがに10年もすると、すっかり島ルールを体得できた。なので、観光などで小豆島で初めて運転する人に、小豆島のローカルルールをお伝えできると思う。事前に知っておけば、快適なドライブができる。
まず、最初に触れたサンキューハザード。島の人はこれはやらないので、チカチカしなくても良い。しかし、そもそも横入れさせてくれるのは同じ観光客しかいないので、入れてもらったらチカチカさせるでも正解。
島は、ほぼ片道1車線。ときおりその片道1車線の道に突然、停まっている車がいるが、その場合は後ろに待つこと。たんにウインカーを付けずに右折しようとしているだけ。基本、島の人はウインカーは使わない以心伝心ルール。そっと待つが正解。まれに右折ではなく携帯で電話をしている人もいるが、電話するときは運転してはいけないというルールを守っているので、尊重して、対向車に注意して、静かに追い越す。
対向車線の側道あたりを自転車や原付が走っている場合は最大の緊張感を持つこと。こちらが予想している3倍くらい対向車が自転車と距離を取って対向車線にはみ出してくる。しかし、ツーリングタイプの自転車には、数センチのところを猛スピードでかすめて全く対向車線に出てこない車もいるので気にしなくていい場合もある。
地元の人しか使わないような細い道には、できれば入らない方がベター。すれ違う場合の独自ルールがある。しかし、どうしても行かなくてはいけなくて、すれ違えない対向車が来た場合は、地元ルールを知らない観光客は、できればすれ違うことができるとことまで下がるか進むかして相手に道を譲った方が無難。ちなみに道を譲っても会釈などはないけど、島の人は心の中で感謝している。
朝夕の薄暗い時間帯の運転は特に慎重に。島の人がウオーキングなどをする場合は反射バンドなどを付けている人が多いので歩行者は分かりやすいのだが、基本、車は真っ暗以外はヘッドライトは点けない。電気はできるだけ節約するエコが浸透しており、島の人は目がいいのでヘッドライトは、必要最低限にしか使用しない。
観光客は、慣れない道を、慣れないレンタカーで走っているのでスピードを出せない車が多いことを島の人は知っている。なので、後ろを走る島の人の車から煽り運転されているのではないかと誤解されることが多いが、それは煽り運転ではなく、くっつき運転をしているにすぎない。島の人たちは他人との距離感が近いので、都会の人より、相手に近づきすぎてしまう。煽っているのではなく、親近感を持ってくっついているだけなので、気にしないでOK。
小豆島は1周100㎞くらいの案外大きな島なので、観光地を巡る場合には車があると断然、便利。島で快適なドライブをしていただくためのいくつかのポイントを紹介させていただきました。これから秋の小豆島は寒霞渓が紅葉し、オリーブの収穫が始まり、見所いっぱいの季節に入ります。ぜひ、そんな小豆島へGO TO トラベル。
小豆島大好きです。
今年はコロナの影響もあり伺えなそうで残念なのですが、またいける日を楽しみにしています。
その時にはこの記事を思い出しながら運転したいと思います。
ぜひのんびりドライブをお楽しみください。三都半島の海沿いの道あたりは住んでいる僕もたまにドライブに行くと和みます。