山田オリーブ園 国内で初めてオリーブの有機栽培に成功しました。

雨を待つ

萎んだオリーブの実

最後の雨が降ってから38日目。萎んでしまった小さな実が雨を待っている。植物に食わせてもらう農家になってみると、人間ではどうにもならないことばかり。農業は科学ではあるけども、その科学が少々進歩したからといって、天から水道の蛇口のように雨が降らせられる訳もなく、多分、千年以上も昔の農民と同じように、手を合わせて何か大きなものに祈っている。

 

 

雨よ降れではなく、静かに雨の神様を怒らせないように、ただただ静かに雨を待つ。

 

祈りという行為。

 

 

 

 

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