赤い海青い海
赤い海はエヴァンゲリオンだったか。
暗闇の中から浮かび上がる圧倒的な赤い海に、畑に急ぐことも忘れ車を停めてしばし立ち尽くす。
その同じ海が時間とともに穏やかな青に変わる。
光の波長と言ってしまえばそれだけのことだが、そんなこととはまた別に刻々と変化する彩色にため息が漏れる。
島に暮らしているけど、普段はほとんど海のことを忘れている。しかし、何かの瞬間、目の前一杯に広がっていた海にハッとさせられる。
僕が暮らす島から見える海に水平性はなく、海のその先に人が暮らす陸がある。そんな瀬戸の花嫁が小舟に揺られていそうな穏やかな海ではあるけども、それでもやはり圧倒的な存在感。
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