椿が赤くて
「鴉が啼いて 椿が赤くて」山頭火の一句。この句の好きなところは真っ赤な椿と鴉の黒のコントラスト。鴉は鳴き声だけが一声聞こえてそこにはいない。
午前中だけ軽く畑仕事をしてパラパラと雨が降ってきたので午後はお休み。退屈凌ぎに近所を散歩していて写真の椿を見つける。自宅のすぐ近くのオリーブ畑の際に椿が植えられていたのに始めて気づく。
理由は分からないのだが小豆島のオリーブ畑の端の方には椿が植えられている畑が多い。常緑広葉樹の椿と常緑硬葉樹のオリーブ、両方とも冬も青々とした葉を茂らせている。たぶん、オリーブと一緒に植えられた椿のというのは日本独特の風景だろう。椿も椿油を搾ることができるからオリーブが不作の時には椿油を搾るというのもアリかもしれない。
なんてことを考えながらプラプラと散歩だけして日が暮れる。畑仕事が進まない。
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