新梢の食害はオリーブアナアキゾウムシのサイン
昨日、オリーブアナアキゾウムシが新梢を食べたパターンが分かった。大きな成木の場合、新梢が沢山ありすぎて食害跡を見つけるのは難しいけど、切り株のように短くした木から出るヒコバエのような新梢はチェックしやすい。
見つけやすそうな新梢のみチェックしてみる。この切り株の新梢はきれいなまま。食べられた跡はないのでゾウムシはいないみたい。
おっと。この枝に茶色に付いた傷と黒い糞、そして掛けた若葉はゾウムシ食害のサイン。
株元周辺にじっと目を凝らす・・・いた!2匹。
赤い丸のところ。僕は「パンダのお尻」と呼んでいるオリーブアナアキゾウムシ特有のお尻の白い模様が見えている。
奥にもう1匹いて計3匹捕獲。古木は幹の間や根本が腐食してゾウムシの隠れ場所が沢山あるので、ぱっと見ただけでゾウムシを見つけることは相当難しい。でも、新梢の食害サインをチェックしてゾウムシがいるのを分かった上で、徹底的に探すとこうして捕獲することができる。
オリーブアナアキゾウムシの新梢サインは、古木やヒコバエが生えている木でゾウムシを効率的に見つける方法として有効そう。
こういう新しい発見がすぐに結果につながるのが有機農業の面白さだと思っている。害虫であるオリーブアナアキゾウムシの生態が1つ分かると、新しい捕獲方法は1つ増えていく。
丁寧なブログ、ありがとうございます。パンダのお尻、参考にさせていただきます。他の庭木のチェック中に、成虫のオリーブ穴あきゾウムシを発見。よりによって、風が強い所に植わってる木。風でいつも木が揺れ、根元の土がよけられる事が有り、不安に思ってた木でした。梅雨の晴れ間にうちのと思い、よくチェックしたら、変な穴が。ほじったらやられてました。蛹が一個見つかり、除却しましたが、根元の樹皮が全周の9割ほどやられてました。一番大きな木だったので、ショックです!けど枯れたわけではないので、色々してみます。
風で根本が動いて隙間ができるとゾウムシにとっては快適な隠れ場所になってしまいます。うちでも台風の後など沢山の木で隙間現象が起きるので埋め戻しが大変です。
オリーブ案外タフなので案外大丈夫なことが多いです。元気になるといいですね。
お騒がせしております。発見後1ヶ月経過しましたが、幸い緑の葉っぱは維持できてます。以前枯れた時は、直ぐに葉が茶色に変わり、丸まって落ちてしまい、枯れましたが、なんとかなっているようです。週末しか見にいけないので、こまめなチェック、世話はできないのですが、3年ほど可愛がった木なのでなんとかならないかと思ってます。
山田様の様にパンダのお尻、なかなか見つけられず、スミチオンかけまくり状態です。