山田オリーブ園 国内で初めてオリーブの有機栽培に成功しました。

オリーブ農家がオリーブの実を摘むときの手の形3パターン

うちには600本のオリーブがあり、10月上旬から11月中旬頃に掛けて、ひたすらオリーブの実を手摘みしていきます。

 
オリーブの実を摘むとき、ヘタから離れるときの「プチッ」という心地よい音が聞こえます。一日中、実を摘んでいると、だんだんオリーブを摘む動作を意識することもなくなり、無心にどんどん実を摘んでいます。

 
摘んでいるときには意識していないのですが、どのような手の使い方をしているのか、撮影してみました。

 
これが基本パターン。1粒の実を人差し指と親指でそっと包み、枝から離します。ポイントは爪を立てないこと。手のひらでキャッチすること。

オリーブの摘み方

 
しかし、一粒だけを摘んでいる訳にはいきません。1時間に4~5kgを摘むとして1日で8千粒の実を摘みます。沢山実が付いているところは、まとめて掴みます。

 
これは順手のパターン。5本の指全体で実の塊をそっと包み下に引き落とします。1つの動作で手いっぱいの実が採れます。オリーブの摘み方

 

これは手を真っすぐ差し出しパターン。
オリーブの摘み方

 
ちなみに写真はありませんが、オリーブの実が沢山付いた枝を収穫袋の上に持ってきて、手を丸めて枝の根元から下へこそげ落とすパターンもあります。一気に実を採れますが、葉っぱが入ってくるのが難点です。

 
オリーブの収穫は、呼吸をするように、静かにリズムを刻みながら、実を包み、手のひらで受け止め、そっと袋に入れる。冬の西風が吹く前まで、ひたすら実を摘みます。 
 
 
オリーブの実の摘み方参考にしてみてください。 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です