山田オリーブ園|日本初の有機オリーブ栽培家 山田典章(やまだのりあき) 国内で初めてオリーブの有機栽培に成功しました。

台風6号による過去最大の被害状況

6月3日から雨が降り出した台風6号のことは、完全になめていた。

 

過去3年ほど小豆島に台風が直撃することはなかったので、まあいつもの台風で若木が何本か倒れるだろうくらいの想像しかしていなかった。

 

後の気象台の報告でも最大瞬間風速25.2m、総雨量160mmと、年数回通り過ぎる台風と大差はない。

 

台風が通り過ぎた晩は三豊のアパートに一人泊っていた。

 

朝、三豊の畑に行ってみて呆然と立ち尽くす。樹高5m近くの成木がいたるところでひっくり返っている。大きゾウの群が寝そべっているよう。

 

ひとまずパニックにならないよう感情のスイッチをオフにして全ての木の倒木状況を見て回る。個体管理表に倒れた木の本数を書き込む。目に見えている映像やそこから思い出される1本1本の木のことなどが頭に浮かばないにして数字としてカウントするだけ。

 

三豊のオリーブ500本のうち約100本が倒れていた。数字でいうと20%。まあ立ち直れる程度。

 

その日は、本数だけ数えて気になる小豆島の畑に向かう。

 

小豆島は600本のうちオリーブが20本、ベルガモットなどの柑橘類が10本程度倒れていた。まあいつもの台風の被害くらいなので、いったんホッとする。

 

若木の2~3mくらいのオリーブ10本とベルガモット10本は数年で復活できそうなので支柱を打ち直し立て直す。

 

オリーブの10本の成木は大きすぎて立ち上げることができないので1mくらいに切り詰めて起こす。多分、3~4年くらいで復活するかどうか。

 

こういう修復作業のときは、農業をひとりでやっているのがしんどいと言えばしんどい。人間一人の力の非力さに情けなくなるが、まあできる範囲でやるだけ。1週間ほどで小豆島はリカバリーを終える。

 

三豊に戻ると、逃げ帰ったときのまま100本のオリーブがそのままひっくりかえっている。そりゃ当たり前か。やはり数メートルオ若木50本を立て直す。品種はここ数年で植えた香オリ5号ばかり。たぶん復活してくれるだろう。

 

台風から半月が経過して、三豊の残りの倒木50本のうち10本は短く切って立て直す、40本は、倒れたまま放置状態。

 

草がどんどん生えて畑を覆っていくので草刈りに追われ始める。

 

残りをどうしたもんだが、と思考停止しているうちに、台風7号と8号が一緒に近づいてきている。

 

どうしたもんだか。

 

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